12月の自給自足~作業のまとめ~

2021年5月7日

12月は、大豆やジャガイモを収穫したり、寒い冬を迎えるための準備や新年を迎えるための準備など、何気に忙しい季節だったりもします。また芋類などの寒さに弱い収穫物は、痛まないように温かい室内に取り込んだりしています。そんな12月の自給自足の作業の様子をまとめてみました。

12月の自給自足~畑編~

カラカラになった大豆。

12月は、大豆の収穫時期です。カラカラに乾燥してきた頃を見計らって、収穫していきます。あまり遅くなると鞘がはじけて豆が落ちてしまうので、ほどほどで刈り取っていきます。

大豆は、シッカリ乾燥させておけば、保存期間も長いので、自給自足で重宝する作物です。たくさん大豆を作っておけば、一年分の味噌を仕込むこともできます。

大豆があれば、味噌に、豆乳、豆腐、オカラ、煮豆と食が豊かに♪

大豆を脱穀して選別していく様子は、こちらの記事で⇒『大豆の脱穀や選別の仕方~昔ながらの手作業です~

味噌づくりの様子は、こちらです⇒『【自給農家が教える】簡単、自家製味噌の作り方。

ジャガイモの収穫。

12月は、ジャガイモも収穫できます。ジャガイモも保存性が高いので、長期間にわたって食すことができ、自給自足お勧めの作物の一つです^^

ジャガイモの収穫の様子は、こちら⇒『ジャガイモの収穫から、保存までの様子を紹介。

大根、ニンジン、里芋、菊芋、山芋などは、食べる都度に収穫していきます。

少しづつ麦を踏んでいく。

11月に種をまいて育てていた小麦は、麦踏みをしてあげて、分けつを促してあげます。

以前に小麦を栽培のした時の様子はこちら⇒『【小規模自給農家】小麦の無農薬栽培から、足踏み脱穀まで。

種の自家採種。

ツルムラサキの実。
ツルムラサキの実(中に種が入っている)。

12月はモロヘイヤ、ツルムラサキ(紫茎)などの種採りができます。

ツルムラサキの種は紫色の実が沢山実ってきたら収穫時です。ツルムラサキの紫茎系は種が落ちて一人生えするくらい強い種だけど、一応種採りしています。私の場合、実をとったら、種を出さずにそのまま乾燥させて、来年の種としています。

同じツルムラサキでも緑茎系はなぜか、種が付きません。種採りして継いでいきたければ、紫茎系が◎。

モロヘイヤは、鞘が茶色く乾燥してきたら、種の収穫時。収穫が遅くなると弾けて、種が落ちてしまうので、適期に収穫を心がけます。鞘ごと収穫したら、追加で乾燥させて、鞘を割って種を取り出します。

種の自給自足なり。

芋類の保管。

12月の本格的な寒さが到来する前に、寒さに弱い芋類は室内の温かい所に移動して保管してあげます。

寒さに弱いの根菜類は、サツマイモ、ヤーコン、宇宙芋、ショウガなどがあたります。ぷらすヤーコン、ショウガなどは、乾燥にも弱いので、プラのボックスに入れたり、袋に入れたりといった乾燥対策も必要になってきます。

上手に保存できれば、冬の間中、芋類は豊富に食べることができます^^

12月の自給自足~食料編~

12月に収穫できる野菜は、大根、ニンジン、カブ、ホウレンソウ、スイスチャード、水菜、パクチー、ピーマン、春菊、白菜、山芋、里芋、菊芋など。

保存系の食料

お米、そば、大豆、玉ねぎ、ジャガイモ、カボチャ、冬瓜、ヤーコン、ショウガ、サツマイモ、ハヤト瓜、唐辛子(乾燥)、落花生、梅干し、ラッキョウ漬けなど。

果物。

たわわに実る柚子。
たわわに実る柚子。

柚子は、12月くらいになると黄色く色づいてきます。冬至の日の柚子湯にしたり、柚子蜂蜜を作ったり、柚餅子(ゆべし)にしたりと、色々と活用できます。

シークワーサーもだんだんと色づいてきます。シークワーサーは、黄色く熟してきたら生食用で収穫できます。甘酸っぱくて小ぶりな実で中々美味しです♪

12月の自給自足~鶏作業~

鶏の作業としては、餌の一つとして与えている緑餌(草)が12月になるとだんだん少なくなってくるので、夏の間に仕込んでおいたコーンサイレージへ切り替えていきます。

コーンサイレージを作った時の様子⇒『【鶏用】コーンサイレージの作り方。

また、発酵飼料を作る際にも12月辺りから寒くなってくるので、だんだん発酵しづらくなってきます。なので、冬の間は元種を仕込んで、発酵しやすいように工夫してあげています。

詳しくは発酵飼料づくりの記事で紹介しています⇒『鶏の発酵飼料の作り方~自然養鶏法で飼っています~

12月の自給自足~暮らし編~

蒔き集め。

軽トラいっぱいの流木。

日が一番短くなる12月は、自作の太陽熱温水器の上昇も少なくなるので、お風呂で使う薪の量もその分増えます。なので、冬場は夏よりもたくさん薪が必要となってきます。

作業の合間を見つけては、時々薪集めをしています。写真は、とある所で流木を頂いてきたところです。ビニールハウスに広げておいて、乾燥してから使っていきます。

薪は、我が家では大事な熱エネルギー源。調理、お風呂と薪で焚いています。寒い冬は、調理と同時に暖房も兼ねられる所も魅力です♪また、薪で焚いた五右衛門風呂は、ポッカポカです。

農機具の管理。

キャブのガソリンをぬく。

その他に、12月辺りにやっておくことの一つに、農機具のガソリンぬきがあります。これは、12月というよりかは、ガソリンエンジンの農機具をしばらく使わない時にかならず、やっておくことでキャブ内のガソリンを抜いておきます。

先に燃料コックをオフにしてから、キャブしたのガソリンを抜いていく。

これをやっていないと、来シーズンにさあ機械を動かそうとエンジンを始動させると、エンジンがかからない。。。となるので、オフシーズンに入る前に、忘れずにやっておきます。

しめ縄づくり。

伊勢風のしめ縄自作。

気持ちよく新年を迎えるために、しめ縄づくりを毎年行っています。

自分所で育てたお米のワラを使って、自分の手でワラをねじって、飾りをつけてしめ縄を手作りします。年末の恒例行事の一つ。

しめ縄づくりの様子は、こちら⇒『自家製、しめ縄の作り方。(伊勢風)

餅つき。

つきたてのお餅。

今年は、鶏小屋の増築などもあって、バタバタしていたのでできなかったけど、普段は年末にお餅つきをしています。鏡餅を作って、お正月を迎えたり、のしもちを作ったり、またつきたてお餅を頂いたりと、お餅つきも年末の定番の行事の一つです。