【鶏用】コーンサイレージの作り方。

2020年3月14日

毎年、鶏さんの飼料に使うコーンサイレージを作っています。サイレージとは、青刈した飼料作物を嫌気発酵させた保存食の事を言います。夏場に仕込んでおくと、冬場の草が少なくなる時期に、緑餌の代わりに使える鶏さんの大事な飼料となります。

鶏のコーンサイレージの作り方。

トウモロコシの刈り取り。

無農薬栽培したトウモロコシがいい感じに育ってきた8月ころに、刈り取っていきます。

トウモロコシの栽培の様子はこちら。

2019年に栽培した品種は、甲州トウモロコシでした。茎葉ごと丸ごと全部使うので、生育旺盛で大きくなる品種がいいかと思います。以前は、飼料用作物のデントコーンを使っていました。これらも、とても生育旺盛でいい感じでした。

だけど、どうせなら人も食べられるトウモロコシの方が、鶏さんの餌だけでなく人間も利用できるのでいいかなと、甲州トウモロコシへ品種を変更しました。甲州トウモロコシは、昔ながらのトウモロコシで、今の甘いスイートコーンでなく、甘みの少ない日本古来からの固定種となります。

ノコギリ鎌を使って、根元の方から、刈り倒していきます。

この刈り取り時期は、雨の少ない8月が辺りがいいのかなと思います。雨が多い時期は、作物に含まれる水分も多くなるので、出来が悪くなる可能性が高くなると思います。水分量が少な目を狙った方がベターです。

そしたら、軽トラに積んで、作業場へ持ち帰ります。

ワラカッターで、細断。

ワラカッターを使って、細断していきます。エンジンを始動させたら、手前の口から刈り倒したトウモロコシを1~2本ずつ投入していきます。あまりいっぺんに沢山入れると、詰まってしまうので注意が必要です。

ジャンジャン投入して、細断していきます。機械の力は、偉大です。

あっという間に細かく細断してくれます。

こんな感じに。太い茎も機械を通る間に、潰れて柔らかくなるので、鶏さんも食べやすい形になると思います。

ちなみに、ワラカッターを導入する前は、押切を使って、全て人力でやっていました。かなりの労力と時間を有するので、機械の導入を考えました。(最初の3年はオール人力でした><)

樽に詰め込んでいく。

まず、厚手で丈夫なビニール袋を樽にセットしてあげます。うちでは黒いビニールと透明ビニールの袋を2重に入れてあげてます。 樽は、なるべく強度のある丈夫な樽を使った方がいいと思います。

そしたら、茎葉ごと細断したトウモロコシを手箕などですくって、樽に詰め込んでいきます。樽にある程度入れたら、樽の中に入って足で踏み踏みしたり、軽くピョンピョンしてあげたりして、ビッシリと詰め込んでいきます。サイレージは嫌気発酵なので、なるべくビッシリと空気を含まないようにしてあげます。

これを繰り返して、蓋が閉められるギリギリふちいっぱいまで、詰め込んでいきます。

いっぱいまできたら、溢れたビニールでなるべく空気が入らないように上を閉じてあげて、樽の蓋を閉めていきます。

【おまけ】たまには、おふざけ。(こんなに飛ぶ必要は、ありません。)

危ないので、良い子の皆さんは、真似しないように~。

ギリギリまで、詰め込むとかなりの重量になります。ちょうど50キロくらい。ちなみに、樽は75Lの容量です。

最後に、樽を逆さ向けて置いてあげたら、仕込み完了です♪

鶏用コーンサイレージの完成。

8月に仕込んで、夏、秋を越えて、草の少なくなってくる12月ごろにサイレージの解禁となります。

こんな感じに。嫌気発酵が上手く進んでくれたようです^^うまくいくと、いい香りがします。この人間の感覚が腐敗と発酵の見極めの基準となるのだと思います。失敗(腐敗)に傾くと、くさい嫌な臭いとなります。

草の少ない12月~3月の冬の間の緑餌の代わりとなるコーンサイレージの完成なり♪

ビニール袋でのサイレージ作り。

2014年、自然養鶏を始めた最初の年は、まだ機械も樽もなく、押切、ビニール袋でのサイレージ作りでした。

押し切りで、細断したら、なるべく厚手で丈夫なビニール袋に詰め込んでいきます。樽で作ったっ時と同じように、足で踏んで空気を抜いていきます。

袋を閉じる前に、集塵機で脱気してあげて、袋を逆さにして、保存していきます。袋の口は、麻紐で強く縛ってあげました。こうした袋を何段か重ねてあげて、上に重石をかけてあげます。

一年目、なんだかんだで、これだけ作成しました。

ビニール袋サイレージの出来。

水気が出てきたり、結構匂ってくるものもあり、 全体的な出来は、今一つでした。

中には、それなりにうまく発酵してくれたものもあり、出来を確認しながらの使用となりました。

改善のために、この翌年からは樽を使って、サイレージを作成するように変更しました。あと、この年に感じた改善の点は、水分過多にならないように、雨の時期を避けたり、作物の水分量に注意する事でした。初めての自分で作るサイレージ作りは、少し失敗ぎみだったのでした。。。

こういった失敗の経験を踏まえ、樽の使用、ワラカッターの使用と徐々に道具、精度を上げていき、安定してサイレージができるようになってきました。