9月の自給自足~作業のまとめ~

2022年10月6日

9月の彼岸花。

夏の暑さも和らぎ始める9月は、秋蒔き野菜の播種が本格的に始まってきます。アブラナ科を中心に様々な野菜が播種できます。そんな9月の自給自足の作業の様子をまとめてみました。また、9月は雨が多い時期でもあるので、そこら辺も意識しながら作業を進めていくこととなります。

9月自給自足~畑編~

9月は、秋蒔きの野菜の播種をたくさん行います。

アブラナ科の播種。

その中でもアブラナ科野菜が色々と播種できます。ルッコラ、ワサビ菜、大根、水菜、高菜、ナバナ、小松菜、白菜、キャベツ等等。直播が多いけど、物によっては、ポット蒔きもしています。

大根などの根菜類やたくさん蒔きたい葉物などは直播にし、数が少なく大事に育てたいものはポット育苗。ポット蒔きの方が、害虫の駆除などの管理がしやすいので、より丁寧に育てることができるように思います。

無農薬栽培の場合、9月蒔きのアブラナ科はダイコンサルハムシの被害にあいやすいので、要注意です。

発芽後は、虫に食われていないか?よく観察して、なるべく虫から守ってあげます。

追記2022年9月:ここ最近は、アブラナ科の播種は9月下旬あたりから蒔くようにしています。九月の上旬だとかなりの確率で、サルハムシの被害に合う><

ダイコンサルハムシ対策。

ろん農園で、ダイコンサルハムシ対策の様子はこちら⇒【無農薬栽培】秋のアブラナ科は、ダイコンサルハムシとの闘い。

他には、青虫やヨトウムシなんかも注意して、見つけ次第、手で取ってあげます。

アブラナ科以外だと、レタス、春菊、スイスチャード、コリアンダー、ホウレンソウ、ゴボウ、ニンニクなども作付けしたりしています。

サツマイモのつる返し、

サツマイモをつる返ししたり。雨が多い時期は、つるから根っこが出やすいので、根付く前につる返し。

サツマイモの栽培の様子はこちら⇒『サツマイモの栽培~植え付けから収穫までの様子~

野菜の収穫。

甲州トウモロコシを収穫して乾燥させる。

8月後半から9月初旬にかけて、甲州トウモロコシの収穫。

甲州トウモロコシは、若い内は焼きトウモロコシに、完熟したトウモロコシは干して、粉用に利用できます。

完熟トウモロコシは、9月の秋雨の雨が続く前には収穫して干しておきたいところです。収穫が遅れると、トウモロコシから芽が出てきてしまうので、収穫適期を逃さないように注意します。

収穫したら、外の皮剥いで、麻ひもなどで縛って軒下などに吊るして乾燥させてあげると長期保存できます。

唐辛子の収穫。

また、唐辛子を収穫したり。

唐辛子は、赤くなってきたものから、一個一個収穫して、干し網なんかで乾燥させて、保存させています。個人的には、この方法がロスが少なくて、効率がいいように思います。

わが農園の場合、熟して赤くなるタイミングがマチマチなのでこの方法に落ち着いています。

種の自家採種。

種採り用のなす。

ナス科の種などの自家採種をおこなったり。写真のなすは、種採り用に印をつけて完熟させていたもので黄色く熟してきています。収穫してからも、もう少し追熟させて種を取り出します。

水で洗って、種をとりだしたら、しっかり乾かしてあげます。

自家採種した種の乾燥。

ピーマン、ナス、シシトウ、唐辛子などナス科の種を乾燥中。

種を乾かすのに小さなフルイがあると便利です。フルイは、百均で購入(笑)

9月は雨が多いので、雨の日は、室内に取り込んだり、濡らさないように注意が必要です。なるべくなら、秋雨が来る前に乾燥して仕上げたいところです。

9月の自給自足~果樹編~

栗拾い。

9月の後半になってくると、栗が少しづつ落ちてきます。THE秋の味覚。

2020年は大豊作でした。栗ご飯や栗の渋皮煮にしたりと食が潤います。

栗は、栗ご飯にしたり、渋皮煮にしたり、栗きんとんにしたり^^中でも、栗きんとんが簡単に作れて、かつ美味しくって、お勧めです⇒『栗きんとんの作り方~砂糖、塩、栗だけで作れます~』

栗と同じくらいの9月下旬辺りから、アケビの実も穫れ始めます。

収穫したイチジク。

9月には、イチジクもよく採れました。イチジクは少しづつタイミングをずらして、熟してくれるので、家庭菜園(自給自足)にぴったりの果樹。多すぎず少なすぎず、いい感じです^^

イチジクが沢山収穫できた時は、イチジクジャムを作ります⇒『イチジクジャムの作り方【簡単で、美味しく作れます】』

わずかに実ったクコの実。

クコの木は、トホシホソクビハムシに葉っぱを食べられることが多く、葉っぱがなくなってしまうことが多いのが難点ですが、それでも実をつけてくれることがあります。写真はわずかに数個実ったクコの実。

他には、ナツメの実なども収穫できます。

9月の自給自足~その他の様子~

9月の稲の様子。

お米の収穫時期がだんだんと近づいてきて、穂が色づいて頭を垂れてきました。

主食のお米を自給自足。無農薬栽培で毎年お米を作っています。

収穫が近づいてきたら、田んぼの水戸板を外して、水を切って収穫の準備を進めておきます。

9月の塩ビ管太陽熱温水器。

自作の太陽熱温水器。9月は雨の日が多いので、温水器の温度上昇は少な目です。とはいえ、晴れの日は、45度くらいまで上がってくれます。

9月だと外気温もまだ結構温かいので、雨の日でも、温水器に水を入れておくと、汲みたての井戸水よりかは温まるので雨の日でも稼働はさせています。

少しでも温まってくれたら、薪エネルギーの節約になるのです^^

太陽熱温水器を自作した時の記事⇒塩ビ管太陽熱温水器の自作【真夏で60度、春で40度に^^】

9月の自給自足~食料編~

ムカゴの収穫。
裏庭になるムカゴ。

9月に収穫できる野菜は、スイスチャード、空心菜、オクラ、ナス、ピーマン、シシトウ、ツルムラサキ(緑色)、唐辛子、冬瓜、金時草、ムカゴ、四角豆、三尺ササゲなどなど。

9月の播種した秋蒔き野菜の間引き菜も収穫できます。ダイコン、ワサビ菜、ルッコラ、カブなどなど。

保存系の食料。

保存している食料は、お米、そば、大豆、玉ねぎ、ジャガイモ、カボチャ、唐辛子(乾燥)、落花生、梅干し、ラッキョウ漬けなど。

また、九月下旬には、しその実が沢山収穫できるので、塩漬けにしたりしています。ご飯にふりかけたり、オニギリにしたりと美味しいご飯のお供です♪

しその実の塩漬けを作った時の様子は、こちら⇒『しその実の塩漬け~その日のうちに、美味しく出来上がります~』

番外編

秋になってくるとキノコの発生時期でもあります。

コウジタケの収穫。

今年は庭先の栗の木の下に生えてきたキノコがあまりにも美味しそうだったので、少し調べてみました。特徴をよく観察して、同定してみた所コウジタケというキノコで食用可ということが判明。

キノコが生えてくるってことは、土の環境も良くなってきてるんだなと少し嬉しくもあります。

初めて食べるキノコは、間違いないだろうと同定できても、結構ドキドキものです。

みそ汁の具に入れて食べてみましたが、普通に美味しくてビツクリ。柔らかい食感で、癖もなく食べやすかったです。数日たっても何ともなかったので、コウジタケで間違いなさそう(笑)

キノコの自給自足なり。

一つ食べられるキノコ覚えたぜぃ。