7月の自給自足~作業のまとめ~
7月の自給自足の作業の様子をまとめてみました。7月は、夏野菜が沢山穫れ始め、色とりどりの野菜が収穫でき食が豊かになる月です。6月に引き続き、雨の多い時期となるので、天候と相談しながらの野良仕事となることが多いです。そんな7月の自給暮らしの様子を紹介します。
7月の自給自足~畑編~
春に定植したり、直播きした野菜もだんだん大きく育ってきます。それに合わせて、ナスやトマトなど支柱を立てたりして支えてあげます。ナスは3本仕立て。トマトは1本仕立て。
その他の作物も必要に応じて、支柱など設置してあげます。
菊芋などは背が高くなってくるので、倒れないように囲いをしてあげたり、オクラを土寄せしたり、里芋を土寄せしたり、野菜の成長の手助けをしてあげます。
ニンジン、大豆の播種。
また、7月はニンジンや大豆の播種時期。
ニンジンは梅雨が明けて暑い夏が来るまでに、できたら播種してしまい所。本格的な暑い夏に入ってしまうと暑さや乾燥のせいか発芽率が悪くなってうまくいかないことが多いです。
写真は、ニンジンを播種して、もみ殻で覆土したところ。
詳しいニンジンの播種の様子は別の記事で紹介しています⇒『ニンジンの栽培~うまく発芽させるまでの様子~』
大豆は、芽が出て少し大きくなってきたら管理機で中耕除草してあげると管理が楽です。
さらに、大きくなったら、管理機のアタッチメントを変えて、中耕と同時に土寄せをしてあげると、除草効果や株が倒れにくくなったりと栽培しやすい。
生育初期の除草や土寄せなどの管理をしっかりしてやると後半はほとんど手をかけなくても、ほったらかしで育ってくれるので、初期だけは丁寧にお世話してあげます。
大豆が収穫出来れば、保存期間も長く好きな時に使え、豆腐や豆乳、オカラと食のバリエーションが広がります。また、冬の味噌づくりにも使えるなど、自給自足ライフではかなり重宝します。自給自足お勧めの作物の一つ。
詳しい大豆の栽培の様子はこちら⇒【小規模自給農家】大豆の無農薬栽培記録~2014
ネギの植え付け。
7月初旬ネギの植え付け。
ネギの苗は、農業店で購入。ネギは自家採種や、苗作りなど少し難しいので、ここは妥協して購入するようにしています。
ネギは、ほかの葉物と違い余り虫に食べられることが少ないので、無農薬でも作りやすいように思うのでお勧めです。この時期に植えておけば、冬の寒い季節に収穫できるので、鍋物などで重宝します^^
ラッキョウ、ジャガイモ、ミョウガなどの収穫。
6~7月は、ラッキョウやジャガイモの収穫の時でもあります。
一応収穫の目安としては、地上部が少し黄色く枯れてきた頃。この時期は梅雨の雨で中々雨が続くことも多いので、収穫のタイミングが中々難しく最後の方の収穫は7月の半ばくらいになることもシバシバ。
梅雨の合間の晴れを狙って収穫してしまいます。ジャガイモは、常温で保存でき、保存期間もかなり長いので、これも自給自足にお勧めの作物の一つです。
10月11月になってくると、少し芽が出てきますが、自給用(売り物でなく)にする分には、普通に食べられます♪(芽の部分は、包丁の根元で省いてやる)
ラッキョウも同じく梅雨の合間の晴れを狙って収穫。
収穫時期は、葉が少し黄色く枯れ始めてきたくらい。私の場合、だいたい7月初旬くらいに収穫することが多いです。
ラッキョウの収穫の様子⇒『らっきょうの収穫~ちょっとしたポイントも紹介~』
また、7月は夏ミョウガの収穫時期でもあります。
ミョウガの収穫の様子はこちら⇒『夏ミョウガの収穫~庭の片隅で、簡単に栽培してます~』
野菜の種を自家採種。
7月頃には、前年に育てていたニンジンが種をいっぱいつけてくれます。カラカラに乾燥した頃を見計らって、種採りしておきます。
他にも、スイスチャード(ふだん草)なども種採りできます。
7月の自給自足~果樹編~
7月に入ってくると、少しづつブルーベリーが色づいてきます♪ベリー系の果樹の中では、味は一番美味しいと思います。
こっちは、ブラックベリー。
ブラックベリーやブルーベリーなどのベリー系は、随時色づいてきたものから収穫していきます。果物をもじって食べるという行為は、太古の昔からの本能(笑)
果物の収穫は、なんだかテンション上がります。
ナミアゲハの幼虫に注意。
この時期、柑橘系の果樹は、ナミアゲハの幼虫に注意。あと、山椒の葉っぱなんかもよく食べられます。
写真は、種から育ててる柑橘類の苗木。
特に、木が小さい内は、葉っぱを食べられるとダメージが大きいので要注意です。油断してると、葉っぱがなくなって枯れてしまうこともあります。
定植一年目くらいのスダチの木を枯らしてしまった事あります><
柑橘系の果樹や山椒の木は、ナミアゲハの幼虫にやられないかチョクチョク様子を伺ってあげます。そして見つけたら、心を鬼にしてテデトール(手で取る)で駆除します。
7月の自給自足~食料編~
7月に収穫して食べられる野菜は、オクラ、モロヘイヤ、トウモロコシ、空心菜、ミニトマト、キュウリ、ナス、ツルムラサキ、ルッコラ、ピーマン、シシトウ、ビーツ、食用ほおずき、ネギ、ニンジン、青じそ、赤じそ、白瓜などなど。夏野菜が本格的に穫れ始めてきます。
保存系の食料。
お米、そば、大豆、玉ねぎ、ジャガイモ、唐辛子、落花生、梅干し、ラッキョウ漬けなど。
食の加工。
収穫したらっきょうは、定番の甘酢漬けに⇒『らっきょう甘酢漬けの作り方~超簡単~』
赤しそが大きくなって収穫出来たら、梅の紫蘇漬け。そして、梅雨が明けて晴れ間が続いたら、土用干しに。
赤しそを入れない白梅干しは、シンプルに土用干しだけ、してあげます。自家製の梅干しは手前味噌ながら中々美味しい。
7月の自給自足~その他の様子~
田んぼの稲は、順調に成長中。
3回の手押し除草機も終わって、この時期になると一気に分げつが増えてきます。自然と浮草が繁茂して浮草マルチとなってます。浮草が遮光して雑草を抑制してくれる。
熱エネルギー源の自給自足。五右衛門風呂や薪調理に使っている薪は、全てが頂き物。
不要になった木々をもらってきては、玉切りして薪割りしたら、熱エネルギー源に変身なり。
薪づくりは、自給自足ライフにとって大事な仕事の一つでもあります。
7月の中頃、晴れの日には、自作の塩ビ管太陽熱温水器45度を記録。この季節になってくると、晴れの日は薪でお風呂を沸かさずとも、五右衛門風呂に入れちゃいます。自然界に溢れている太陽光エネルギーを有効活用。
エネルギーの自給自足なり。自作の塩ビ管太陽熱温水器⇒『塩ビ管太陽熱温水器の自作【真夏で60度、春で40度に^^】』
本格的に暑くなる前の7月の内に、スモールハウスを夏仕様に変えてあげます。南側の縁側のポリカの屋根に板を張って遮光。
暑い夏場だけは、こんな感じに縁側の屋根を遮光して、影を多くして涼しく過ごせるよう工夫しています。
逆に寒い冬は、板を外して、光を多く入れてやると暖かい。また、庭の木は落葉樹だから、夏は涼しい木陰を作ってくれて、冬は暖かい日向を作ってくれます^^
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