3月の自給自足~作業のまとめ~

2021年5月7日

3月の自給自足。

3月は野菜の種まきが本格的にスタートする季節です。そういった野菜作りの様子や、この季節に食べられる作物など、3月の自給自足の作業をまとめてみました。少し暖かくなってきて、菜花が咲き乱れ春爛漫といった3月のろん農園です^^

3月の自給自足~野菜編~

3月に入ってくると、野菜の播種が本格的に始まってきます。

野菜の育苗。

ナス科野菜の播種。

3月の初め頃に、まずスタートするのがナス科野菜達の種まきです。

左から、ピーマン、シシトウ、ナス、唐辛子、キャベツなど。ナス科は、成長に時間かかるので、早めに種まきして大きく育てていきます。ろん農園では、ほとんどの野菜を種から育てていきます。

3月中旬くらいには、ミニトマト、食用ホオズキなども追加で播種。

できるだけ、固定種の種から自家採種して種を継いで、育てていきます。種採りの難しい野菜以外はなるべく自家採種するようにしています。なので、在来種や固定種をなるべく選んでいます。

ピーマンは中々作りやすい固定種の種が、見つからないのでF1を使用。昨年、『京ひかり』育ててみたら、とても成績が良かったです^^

ちなみに、キャベツは前年?一昨年?に買った種を使ったら、全然発芽せずでした。わずかに、1個だけ発芽。種はなるべく新しいものを使いましょう。

播種したナス科を踏み込み温種にセットする。

2月の中頃に作った枯草踏み込み温床で、保温しながら育てていきます。

枯草や鶏糞、米ぬかが発酵する際に熱を発生してくれています♪

ジャガイモの植え付け。

ジャガイモの植え付け。

そして、3月の中旬くらいにジャガイモの植え付けをおこないます。

ろん農園ではジャガイモの植え付けのタイミングは、ジャガイモの芽が出てきたぐらいを見計らって植えていきます。写真の紫のジャガイモは芽が出るのが早くて、すでに芽が結構出ています(笑)

普通のジャガイモは、まだ芽が出ていなかったので、少し遅らせて植えてあげました。ジャガイモのリズムに合わせて植え付けしていきます。春に植えるジャガイモは、半分に切って植えてもOK。

ちなみに秋植えで、植える時は半分に切って植えると、腐ってダメになった経験があるので、切らずに小さい種イモをそのまま植えるようにしています。

直播野菜の播種。

自家採種したニンジンの種。

3月中旬。ニンジンを播種。自家採種した人参の種達。

ニンジンの種は、種子寿命短めなので、前年採取した種を使うようにしています。古い種を使うと発芽率悪くなります。

ニンジンの種を播種。

ニンジンは、播種したらもみ殻で乾燥を防ぐために、覆土してあげています。若干発芽させるのが難しいので、丁寧にお世話してあげます。

他にも3月下旬くらいに直播する野菜だと、小松菜、春菊、ゴボウなどをまきました。

畑の除草。

草と共に育つワケギ。

ネギ科の野菜などの除草。写真はワケギのビフォー。

THE自然栽培といった感じに、草と共に育っています(笑)

だけど、このままでは、草との競争に負けてワケギが育ちにくくなるので、一度除草してあげます。

ワケギの周りを除草する。

アフターはこんな感じ^^

他にも、らっきょうの周りを除草してあげたり、ニンニク、玉ねぎなども状況に応じて除草してあげます。

3月の自給自足~田んぼ編~

少し早いようですが、今年のお米作りの準備も始めていきます。

田んぼに鶏糞堆肥をまく。

2月に鶏舎から出ししておいた鶏糞堆肥を田んぼに散布して土づくりしていきます。

鶏さんを飼っていれば、優良な有機肥料も自給できます。この鶏糞堆肥のおかげで、美味しいお米が沢山収穫できるようになるのだな^^

均等にまけるよう配置して、人力で鶏糞堆肥をまいていきます。

ちなみに、稲刈りしてからまだ一度も耕運しておりません。一回刈払い機で草刈りしてあげただけ。不必要に耕運せず、エネルギーも最小限になるし、労力も減るしと、楽ちん農法♪

田んぼをディーゼル耕運機で耕す。

鶏糞堆肥をまいたら、ディーゼル耕運機で耕して、土と馴染ませてあげます。自然養鶏の鶏糞は、悪臭など全然なく、肥料としても使いやすく、野菜、お米作りにととても重宝します。

3月の自給自足~食料編~

保存系

お米、そば、大豆、落花生、唐辛子。

菊芋、里芋・・・ 食べるごとに、畑で収穫します。冬になって地上部は枯れてきますが、地面の中の芋達は、ほったらかしでも腐らず、保存ができます。(気候は中部地方の三重県の場合)

ジャガイモ、ハヤト瓜、山芋・・・常温でも傷みにくいです。スモールハウスの裏の土間で、保管しています。ジャガイモ、ハヤトウリは芽が少し伸びてきますが、売り物ではないので、少々芽が出ようが利用していきます(笑)

ヤーコン、サツマイモ、宇宙芋、ショウガ・・・寒さに弱く、常温だと傷んで腐ってきたりします。室内の温かい所で保存しています。我が家では、冬の間スモールハウスのロフトで保管していますが、3月に入って温かくなってくるので、下に降ろして土間なんかに移してあげても大丈夫です。

干し柿・・・うまく作れると、3月くらいまでカビずに食べることができます^^

畑で採れる野菜。

三陸つぼみ菜(ナバナ)、各種アブラナ科の菜花、スイスチャード、ネギ、パクチー、ニラ

山菜。

3月にとれる山菜系の作物として、タラ、フキ、ミツバ、ツクシ、ノビルなど。

タラの芽を自給自足する。

3月下旬になるとタラの芽が出始めてきます。

最初は、鶏舎の回りに2株くらい植えたタラの木でしたが、今は勝手に増殖していって、ニョキニョキといろんな所に出てきています^^

春の山菜の王様、タラ♪天ぷらにしていただきました。

山菜だけど、山へ行かずに自分ちの敷地で採取^^

フキを自給自足。

1月2月は、フキノトウでしたが、3月に入るとフキで食べられるようになってきます。春の出たてのフキは柔らかくってとても美味しい^^

ミツバなんかも一人ばえして、勝手に増えて、とり放題(笑)フキやミツバなんかは、環境さえあっていれば、勝手に増えていってくれるので、その時期がきたら採取したらいいだけなので、とっても楽で、自給自足向きの植物です。

他にも、少ないけどツクシなど、敷地内で採取できたりして春の味覚を味わいます。

タンパク質。

卵は、年中食べ放題^^時々淘汰を兼ねて、お肉も自給することもあります。

3月の自給自足~鶏編~

3月は、ヒナを導入する時期でもあります。

産まれたてのヒナの様子。

3月初旬、来たばっかりのヒナちゃん達。生まれたての初生雛です♪

最初の2週間は、電球をつけて保温した部屋を用意して育てていきます。

ヒナが元気に成長中。

広い部屋で、ノビノビと元気に成長中♪

その他の自給暮らしの様子

猫がヒバリを自給自足。

猫のアズちゃんも自給自足。

3月は、ネズミやトカゲ、スズメなどを捕まえてきました。写真は、スズメかと思いきやよく見ると顔が違って、ヒバリちゃんでした。アズキのハント能力恐るべし。

薪割りして、薪の準備。

薪の準備は、通年通しておこなっています。お風呂、調理と大事な薪燃料です♪

薪集めや玉切り、薪割りは、日々切らさないように用意していきます。

こういった暮らしでは、いかにして薪を集めるかが腕の見せ所(笑)

自作の太陽熱温水器40達成。

また、薪の消費を節約するのに貢献するのが、自作の塩ビ管太陽熱温水器

3月の良く晴れた日は、だいたい40度前後まで温まってくれます。後は、わずかに五右衛門風呂の焚口に薪をくべたら、適温に♪薪の節約に大貢献してくれます。

クサイチゴの花。

3月は、農園内に色んな花が咲き乱れてきます。写真は、自生しているクサイチゴ。

菜花が咲き乱れる。

他にも、普通のイチゴや、ラズベリーの花、各アブラナ科や空豆、エンドウ豆の花、ももの花、裏山の山桜、他にも草たちもいれれば、沢山の花が咲いてきて、中々映える時期でもあります^^