【地下世界への大冒険】掘抜井戸~7本目の井戸掘り~

2024年2月5日

掘抜井戸、帯水層を掘り進める。

水中ポンプの導入。

中に入って作業する時は、深井戸ポンプでくみ上げてから、作業してたのですが、今度は深井戸ポンプがまったく水を上げれなくなってしまいました。。。原因を調べていくと、泥水を汲み上げていたので、機械の中の各所に泥がたまって、詰まってしまっていました。

本来このポンプは、清水用なところを横着して、そのまま使っていたので、こうなってしまったようです><原因が分かったので、ジェット部分やポンプ下のタンクなど泥を取り除いて、綺麗に掃除してあげて、なんとか元通り直りました。高価なポンプを壊すといけないので、無理をするのは辞めて、新たな策を投入していきます。

3月29日、井戸掘り29日目。そんなこんなで、井戸側も下がってくれたので、10個目の井戸側を追加しました。これで、井戸側の長さも合計で9mに♪

井戸の中の水も多くなってきていて、水をくみ出してからでないと、掘り進めるのが難しくなってきていました。。。ここまできたら、もうとことんやるしかないので、出費がかさみますが、8m以上の汲み上げ能力のある汚水用水中ポンプの【テクポン】というのをホームセンターで見つけて購入してきました。


これが、水中ポンプのテクポンPG400。これは、清水用でなく、汚水用で泥水でも揚げることが可能で、全揚程も10m。色々と能力をシッカリと確認してから購入しました。電気で動きます。

水中ポンプとはその名のごとく、水中にポンプを入れて稼働させていきます。 ポンプは、汲み上げる力よりも、押し上げる力の方が出しやすいので、こういった形だと深い位置からも汲み上げが可能になるのだと思います。 右側の口にサクションホースをセットして、ロープを上の持ち手に結びつけておいて、ゆっくりと井戸の中へ降ろしていきます。

井戸の底についたら、コンセントを入れてやります。そうすると、ウィ~ンと微かに音が聞こえ、しばらくすると水が上がってきました。やはり、機械の力は偉大です。9m下の水がすごい勢いで上がってきます。

井戸に入る前に、テクポンで水をできる限り上げておいてから、井戸に入っていきます。しばらく、地面を掘り進めてる間(30分くらい)に、水がドンドン湧き上がってきて、腰くらいまで着たら、掘るのが難しくなってくるので、いったん井戸から上がり、またテクポンをセットして、水を汲み上げてやって、そしてまた井戸に入って掘り進めるといった流れで少しずつ掘り進めていきました。

流石、砂の層(帯水層)で湧いてくる水は、とても多いのだと身をもって体感しました。今までにない、好感触。4mの井戸を掘った時との湧水量は比べ物になりません^^

4月7日、井戸掘り35日目。こんな感じで、コツコツと掘り進め、極力掘れるところまで掘り進んで、最終的に9m70cmに到達しました。井戸側も合計で11個入って、合計9m90㎝になって、地上部に20㎝ほど出た形に収まりました。

水量もこれだけあれば、かなり安定してくると思うのでここらへんで、OKとします^^ ふぅ~、ここまで長かった~。

深井戸ポンプを本セット。

既存の井戸側の蓋の穴に、深井戸ポンプの吸水パイプが入るよう穴を広げてあげます。

工場に眠っていた振動ドリルを使ったり、

金づちと鉄の杭みたいので、はつったりしてこんな感じに。

間の隙間をなくすために、ホームセンターで見つけた平たいゴムに塩ビ管が通るサイズの穴を空けてあげました。

これらをセットしていき、こんな感じに。

最後の山を片付ける。

4月13日。これは、最後に掘りあげた土砂の山。赤茶色の砂や小石が混ざった層でした。この山もボチボチ片付けてあげます。

この土砂の一部を使って、小道に敷いてあげました。砂や細かめの砂利のような土なので、水はけいいし、よく締まって道に最適^^

残りは、軽トラで運び空いてるスペースに山にして置いておきます。またいつか何かに必要な時がくるでしょう^^

また、4m~8mで掘りあげた石や砂の層から石をふるい分けて、井戸の前のスペースに敷いてあげました。気分は、まるで河原にいるよう♪ここの石達は、この井戸の下から掘りあげたものなんだな(笑)

掘抜井戸の井戸掘り、最終仕上げ。

4月26日の時点でこんな感じ。ぱっと見は、以前の井戸と何も変わってないようですが、深さが違います。4m20cmの井戸から、9m70㎝の井戸に大変身。高さ90㎝の井戸側が、6個足されて計11個の井戸側が埋まっています。ここからは、最終仕上げに入っていきます。

井戸側落とすために、けっこう径を大きめ掘っていたので、井戸側の周りに空間が空いていました。特に水が湧いている所に、空間が空いてると、上から土が崩れてきたりすると水質等に関わってくると思うので、 底から2つの井戸側外周に、小石などを隙間にいれて埋めてやることにしました。井戸側の一部をハツって穴を空けて、そこに石をいっぱい掘りこんでやりました。

下から見上げるとこんな感じです。井戸側11個ともなると、綺麗にまっすぐ落とし込むのも至難の業で、最後の方は結構ずれてしまいました。まあ、土が崩れて入ってこなければOKでしょう。

2本の塩ビパイプは、深井戸ポンプの吸水パイプ。サクションホースは、酸欠防止の送風用でドライヤーに繋がってます。ロープは、バケツに繋がっていて石を上から送ってもらいました。結び目の作ったロープは、脱出用のロープで懸垂しながら登っていきます。

一番下の井戸側も結構ずれています。ここまでくるともう動かすことは不可能に近いので、これで良しとします。それよりも無事に、ここまでこれたことに感謝。井戸の神様、今まで見守ってくれて本当にありがとうございました。

最後に、井戸の底に石を敷いてあげて、吸水の深井戸ジェットが井戸の真ん中辺りになるように、バンド紐で調整してあげました。少しでも、水質が良くなるよう工夫してあげます。

そんなこんなで、だんだんと水質も綺麗になってきました。溜まってる水量も400L近くあり、それよりも前回の井戸と違いリカバリー能力が非常に高い所が優れていました。やっぱり帯水層の水は違うようです。

前の井戸は、リカバリー能力が低かったので、一回に使える水の量が限られていましたが、今回の井戸は、使っても、すぐにリカバリーしてくれるので、とても使い勝手が良くなりました。よっしゃ~!!

土の層を解説。

図で解説するとこんな感じになります。最終的に水は、830cmくらいの所から溜まるようになっていました。(最初に水が出てきた時は、2月の渇水期だったので、870㎝くらいで水が出てきたんだと思われます。)

こんな感じに、深井戸ポンプの吸水のパイプをセットしてあげています。底や井戸側の周りには、石を入れてやって、給水パイプは、真ん中になるようバンド紐で縛ってあげました。

ここまで、くるのに長かった~。想定以外の事が、多すぎて、出費、労力、気力ともにかなり使い果たしましたが、なんとか無事、グレードアップした井戸が完成いたしました♪

地面の下に眠っていた豊富な水を有効活用♪ほぼほぼ無限に湧いてくれます^^これで、一生分の水道代を稼いだといっても過言ではない。まあ、現代のこのご時世の中、ここまでリスクを冒して、水の自給に挑戦するバカヤロウもそうそういないだろうけど、、、。

配管作業。

水質、水量共にいい感じに仕上がってきたので、配管作業に移ります。

5月4日。地面を掘り返して、深井戸ポンプから蛇口をセットしたい所まで、塩ビ管の通り道を作っていきます。

塩ビ管を専用のボンドで繋いでいきます。左、外用の蛇口。右、お風呂場へ繋がります。

手前のは、

スモールハウスの床下を通って、

流し台へ進みます。左、塩ビ管で掘った4mの打ち抜き井戸、右、スコップで掘った約10mの掘り抜き井戸。

こっちは、洗濯機へと繋がる配管。洗濯も水の残量気にせず、何回でも使用可能になりました。

水質チェック。

こんな事も♪4mの井戸と10mの井戸のダブル使いが、可能となりました^^

5月12日。左、4mの井戸水、右、9m70㎝の井戸水。

水質も使っているうちに徐々に綺麗になってきて、完全に無色透明になってきました♪やったっぞ~。

ポンプ小屋作成。

最後に、深井戸ポンプに小屋を作ってあげて、

今回の井戸掘り、完結となります。スモールハウスとお揃いに板で鱗状に仕上げてみました。

猫ちゃん達も、気に入ってくれた模様(笑)

9m70㎝の掘抜井戸完成しました。予想外の事が多すぎて、悪戦苦闘しましたが、なんとか無事に、綺麗で豊富な井戸水をゲットする事ができました。 水の自給自足、完結なり^^

井戸掘り。

Posted by ろん