五右衛門風呂、煙道の改良。

2020年1月、五右衛門風呂の燃焼効率を上げるために、煙道をDIYで改良してみました。我が家の五右衛門風呂の場合、煙道というよりも炎の流れを変えてあげたという感じですが、うまいこと調整できて焚きあがる時間が随分と短くなったので、紹介したいと思います。

今までの燃焼室の構造。

上から見た平面図。5つのレンガをハの字型に置いてあって、その上に風呂釜が乗っている構造です。(五右衛門風呂を施工してる様子は、以前の記事で紹介しています。)

そのハの字型のレンガの上あたりにグルっと一周煙道というか、空間を確保してあります。この空間を空けておくことで、釜の底だけでなく、釜を覆うように焚けるだろうというイメージで、当初は設計しておりました。

横から見た断面図。

けど、実際には煙道をあまり通らずに、煙突側に多くの炎が流れていたんだと思われます。

新しい煙道の構築。

で、この間閃いたのが、室内で使っている時計ストーブや卵型ストーブの煙道調整の仕切り板を見た時でした。

この仕切りがあるおかげで、炎が煙突に向けて直線的に流れるのでなく、手前で両サイド上部に分かれて、この仕切り板と本体の間を炎が進むようできています。この原理を応用すれば、五右衛門風呂も熱効率上がって早く焚けるんじゃないだろうか!?と、思いついたのでした。

思いついたら、やってみよう。

イメージとしては、こんな感じ。直線的に煙突に向かう部分をレンガを置いて、流れを弱くしてやったら、一つ手前の空間を通って煙突へ向かう炎が多くなるはず。時計ストーブの仕切り板に近い感じになるかと思います。置くレンガはビッシリとでなく、あえてスキマが残るようにしてあげます。(炎が満遍なく回るよう)

たぶんこんな感じに炎が回ってくれると思います。

一般的な五右衛門風呂の構造。

余談ですが、一般的な五右衛門風呂の構造はこんな感じです。

これは、実家の五右衛門風呂の焚口。もう使われなくなって、ずいぶん経ちますが、私が小学生の頃は現役で使っていました。よくある形で、焚口側に煙突があるタイプです。そして、煙道の掃除口が左側と右側についております。

燃焼室を覗いてみるとこんな感じ。

写真ではわかりにくいですが、左奥の上の方に煙が抜ける道が作ってあります。

図で書くと、こんな感じなんだと思います。燃焼室に空間が空いてるのは、左奥の吹き上げの部分だけで、そこから両サイドに煙道が設けられていて、焚口右側の煙突へと繋がっています。

このタイプの構造だと最初に横引きが多いので、煙突の引きを良くするために、長い煙突が必要になってくるのだと思います。2階の屋根近くまで、耐熱素材の煙突が続いています。

セオリー的な五右衛門風呂の構造はおそらくこんなタイプなんだろうと思います。煙道の構造が複雑でなんだかイメージしにくかったので、私はシンプルな構造の五右衛門風呂にしたのでした。当初は、『煙道とはなんぞ!?』といったレベルでした。

煙道を調整するためのレンガ①。

そこら辺に転がっているレンガを隙間にハマるよう形を作っていきます。タガネと金づちで、叩いて割って一先ずこんな形に。

そしたら、ディスクグラインダーで、微調整。

何度か実際に合わせたりしながら、削っていきます。

外の掃除口を開けて、

手を突っ込んで作ったレンガをはめていきます。 煤がちょっと溜まっているので、掃除もしてあげました。

これは、焚口から撮った写真。ビフォー。

アフター。レンガが左右一個ずつハマりました。ただハメてるだけです(笑)炎の通る道を抑えてやるのが目的なので、これでよしとします。不具合が出た場合も、これなら簡単に取り外せるし^^

一先ずこれで、試し焚きして、どんな塩梅か様子を伺ってみます。お風呂に水を張って、、、

ファイヤー!!

小さなレンガを左右一個ずつハメただけですが、炎の周りが良くなった感じがして、焚き時間も短くなった感触がありました^^

煙道を調節するためのレンガ②

感触が良かったので、予定通りもう一つずつ追加していきます。

そこら辺に転がっているレンガをいい形に割っていきます。今度は、耐火煉瓦を使用(たまたま)。

同じくグラインダーで、削って微調整。

こんな感じに。

掃除口を開けて、セットしてやるとこんな感じに。これで直線的に煙突へ向かう炎を弱めて、真ん中辺りで両サイドへふわっと炎が回ってくれるはず♪

試し焚き。

天気の良い日は、屋根の上の塩ビ管太陽熱温水器で温められた水を風呂釜に投入します。ちょうど24度くらいでした。1月なので水温低めですが、真水と比べるとこれでもずいぶん温まっています。

汲みたての井戸水だと16度くらい。つまり8度分は太陽熱で温められた事となっています。これだけでも、随分と薪の節約に繋がっています。

そして、いざ試し焚き。見るからに炎が釜の底全般に当たるように広がって、想像したとおり、真ん中辺りで両サイドに広がる感じで、焚けているようでした。焚き時間も随分短く改良されたように思います。ほんのわずか1時間くらいで焚けるように~^^よっしゃ~、大成功。