【無農薬、無化学肥料】トウモロコシの栽培記録~2016~
鶏の飼料用に毎年、無農薬、無化学肥料栽培で、トウモロコシを作付けしています (食用も含む) 。2016年に栽培した時の様子をまとめてみました。この年は、飼料用作物のデントコーンと固定種のフリントコーンの2種類栽培してみました。
トウモロコシの栽培。
畑の準備。
![畑の草を刈って、鶏糞をまく。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5328-1024x768.jpg)
2016年5月2日。
まず、栽培予定の所を刈払い機で綺麗に草を刈ってやります。刈ったら、草を集めて、端の方にどかしておきます。そして、元肥に鶏糞堆肥をバラバラっと地面に撒いていきます。
ろん農園では、自然養鶏で鶏さんを飼っているので、良質な有機肥料を元肥として使えます。鶏さんが作ってくれた鶏糞堆肥を畑に散布して、そこで育った作物を最終的には、 鶏さんが食べて、糞をして、鶏糞堆肥へ変わっていくという循環型の農業となっております^^
![畑を耕す。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5330-1024x768.jpg)
鶏糞をまいてあげたら、一面耕しておきます。これで畑の準備は完了です^^
トウモロコシ播種。
![フリントコーンの種。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5334-1024x768.jpg)
前年度の余っていた飼料用のデントコーンと友達から分けてもらったフリントコーンと2種類まいていてみました。写真は、固定種のトウモロコシのフリントコーン。粉にして食べる用のトウモロコシです。
播種方法は、70cmおきに水糸を張って、条間を揃えて種を蒔いていきます。三角鍬もしくは棒で、軽く蒔き溝をつけておいて、20cmくらいの間隔で1か所に3粒くらいの点蒔きにしていきます。蒔き終わったら、軽く覆土してあげて、種まき完了です。
1回目の中耕除草。
その後、順調に発芽してくれました。ほっ。
今回うまく発芽しましたが、トウモロコシ発芽が揃わなかった経験もあります。カラスかハトに食われるのか!?おそらくそんなところだと思います。そんな抜けがひどい場合は、もう一度蒔き直すこととなります。。。
![条間を管理機で耕す。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5487-1024x768.jpg)
5月18日。 一度、条間を管理機で耕してあげて、草を埋め込んであげます。条間を70センチ幅に揃えているのは、管理機が丁度いい具合に入れる幅を計算しています。管理機を使えることによって、随分と管理が楽になります。ある程度の広さを作付けする場合、管理機は強い味方となってくれるでしょう^^
無農薬栽培では、除草剤を使わないので、管理機で中耕したり、刈払い機で草を刈ったり、手で除草したりがメインの草対策となっていきます。
![左側が、管理機で耕した所。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5488-1024x768.jpg)
左、管理機で条間を耕したところ。右、まだの所。
![管理機で条間を耕す。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5489-1024x768.jpg)
全部中耕し終えるとこんな感じに。
![発芽したトウモロコシのアップ。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5491-1024x768.jpg)
順調に、トウモロコシ成長中♪後は、株下の草など気になる所を手で除草してあげます。
2回目の中耕除草。
![30㎝くらいに成長したトウモロコシ。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5635-1024x768.jpg)
6月1日。ビフォー。
すこしずつトウモロコシも大きく成長してきました。ここらで、また条間を中耕除草してあげます。今回は、管理機に土寄せのアタッチメントをつけてあげて、耕すと同時に株下に土寄せもおこなっていきます。
![中耕除草したトウモロコシ畑。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5636-1024x768.jpg)
アフター。
株下に土寄せして、草を埋め込んでやることで、草の成長を遅らすことができます。最初はちょっと手間ですが、生育初期の管理をしっかりとしてあげることが、どの作物の栽培もポイントとなります。
特にトウモロコシなんかは、背が高くなりやすい作物なので、後半になると完全に優先化してきます。
トウモロコシ栽培の途中経過。
![60㎝くらいに成長したトウモロコシ畑。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5844-1024x768.jpg)
6月13日。2週間後には、こんな感じに。こうなってきたら、トウモロコシが優先化してきて、草との競争に完全に勝てるので、ほとんど草取りの必要がなくなってきます。最初は、少し手間でしたが、後はほったらかしでも、グングンと成長してくれます。
農薬も何も必要ないんだな^^
![背丈ほどに成長したトウモロコシ畑。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG5984-1024x768.jpg)
7月1日。外周の草を刈ってやるくらいで、中はほとんど手をつけなくても、グングン成長してくれます。
![大きく成長したトウモロコシ畑。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG0053-1024x768.jpg)
7月19日。ここら辺は、デントコーンを蒔いた所で、飼料用デントコーンの成長は旺盛です。ずいぶん大きく育ってきました。鶏さんのサイレージ用に作っているので、そろそろ刈り時となります。
![トウモロコシの刈り取り。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/01/RIMG0055-1024x768.jpg)
ノコギリ釜で、刈り倒していきます。 刈り取っては、軽トラへ積み込んでいって、工場へ持っていき、コーンサイレージの仕込みへと進みます。
コーンサイレージとは、トウモロコシの茎葉ごと細かく刻んで、樽に詰め込んで、嫌気発酵させていく保存食の一種で、鶏さんの冬の緑餌代わりの飼料に使っています。詳しいサイレージ作りの様子は別の記事で紹介しています。
この頃は、ワラカッターという機械もなく、手動の押切で細断していたので、ムチャンコ時間かかってサイレージ作りしていたのでした。
![刈り取ったトウモロコシを軽トラに積む。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG0167-1024x768.jpg)
7月29日。なんだかんだ10日近くかかって、ようやく終わりが見えてきました。
ガッツで乗り切ります!!
トウモロコシの収穫&種採り。
そんなこんなで、サイレージ作りも終わり、食べる用&来年の種用のトウモロコシの収穫。
![枯れてきたトウモロコシ。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG0499-1024x768.jpg)
8月27日。デントコーンと固定種のトウモロコシと交雑しないように、別の畑に固定種のトウモロコシだけを栽培していました。葉っぱも黄色く枯れて、トウモロコシもカラカラに乾燥してきているので収穫していきます。
![軒下の干されたフリントコーン。](https://ron-nouen.com/wp-content/uploads/2020/03/RIMG0513-1024x768.jpg)
8月28日。鬼皮向いて、麻ひもで縛って、軒下に干して保管しておきます。このトウモロコシは、よくあるスイートコーンじゃなくて、フリントコーンといわれる種類のもので、粉にする用の昔ながらのトウモロコシです^^穀物の自給自足なり。
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