びわの収穫~ほったらかしでも、簡単多収穫~

2021年5月7日

びわの収穫。

毎年、6月頃にびわの収穫をおこなっています。摘果や袋掛けもしないズボラ農法ですが、自給自足すなわち自分たちで食べる分には、十分すぎるほど収穫できています。そんなびわの収穫の様子を紹介したいと思います。

6月は雨の多い梅雨の時期ですが、びわの収穫、梅の収穫桑の実の収穫と、何気に果実の収穫の多い季節です^^

びわの収穫時期。

びわの収穫時期は、だいたい6月に入ってからが本格的な収穫となっていきます。びわはいっぺんに、全部が熟すわけではないので、赤くなってきた物から順番に収穫するようにしています。

梅雨と重なる事が多い時期なので、天気の合間を見ながら、時間を空けて数回に分けて収穫していきます。

土地柄、山が近いので、お猿さんの襲撃に会う可能性もあるので、どちらが早く食べるか競争的な部分もあるので、少し早く感じるくらいから、収穫を始めちゃいます。収穫が遅くなればなるほど、お猿さん被害や鳥に突かれたりする可能性が高くなっていきます。

お猿の大群に来られると、一発で全部なくなってしまうので、それだけはなんとしても阻止したい所です(笑)

びわが色づき始める。

上の写真は、5月下旬の様子です(私が住んでいるのは、東海地方の三重県中部)。

びわの収穫一回目~味見程度~。

5月の終わりくらいから、少しづつ色づき始めてきます。収穫のタイミングは、びわの色づき具合をみて、オレンジ色が濃くなってきたら、収穫時です。5月下旬だと、少し青みがかってるのも多く、オレンジ色になりかかってるにのも出始めている状況です。この時期だと、少し酸味を感じるかもしれません。

なので、なるべく色が濃そうなものを狙って味見してみます。よさそうなら色づいてきた物だけを収穫していきます。(びわは追熟しないので、なるべく熟したものを収穫)

日当たりのいい南側などは、早く熟したり、場所によって、熟し具合が違うので、色を見て、熟してきた所から収穫していきます。

びわの収穫2回目。

ポレンジ色に熟したびわを収穫。

6月初旬頃には、結構いい感じに色づき始めてきます♪

肩や腰にカゴをぶら下げて、 シッカリ色づいてきた物を狙って収穫していきます。赤みが濃くなったびわは、とても甘くて美味しいです。特に、採ったその場で食べるびわは、最高に美味しい^^

また収穫の際は、写真のように房ごともしくは、実の頭の部分の枝を残して収穫するようにしています。頭の枝をもいってしまうと、その部分から傷む原因となるので、残しておいた方が保存性がよくなります。

箱一杯にびわを収穫する。

ひとまず、このくらいゲット。びわの木も大きな木になれば、一本でも山のように収穫できます♪

ろん農園のびわの木は、農薬も化学肥料も、剪定も、袋掛けも、何もしないズボラ農法だけど、美味しい実を沢山つけてくれる自給自足の強い味方^^逆に採れすぎ防止の意味で、剪定しているくらいです(笑)

びわの収穫3回目。

たわわに実ったビワの実。

6月中旬くらいになると、粗方いい感じに熟してきます。ある程度で、全収穫してしまいます。

余り熟すのを待って、6月後半くらいになってくると、ヘタの部分など傷み出してくるものも多くなってくるので、そうなる前に全部収穫してしまうのがポイントです。プラス、お猿さん、鳥さんにもやられる前に全収穫してしまいましょう♪

びわが沢山実っている。

ろん農園では、自然養鶏の鶏舎の間に大きなびわの木を残してあるので、鶏舎の屋根の上に登って収穫できるようになっています。

たくさんの箱に収穫したびわが入っている。

全収穫すると、こんな感じ♪

一本の木で、袋掛けもしないほったらかし農法でもこんなにとれるんだな^^

自分所では食べきれないので、人に配ったり、余った分は、びわジャムに加工したりしています。このびわジャムが、また中々の美味しだったりします。

びわを追熟させる裏技。

一般的にびわは追熟しないと言われていますが、追熟させる裏技を発見しました。それは、収穫したびわをよく日光に当ててあげる事です。

木に実っている状態で完熟させるのが一番ですが、どうしても鳥やお猿さんにやられてしまうことがあるので、少し色が浅いくらいで収穫する事になったりします。そんな時は、収穫したびわを平たい容器に重ならないように広げて、日光の当たる所に置いて保管しておきます。

そうすると、徐々に色が濃くなって、不思議と酸味が抜けて、甘さだけが残るようになってきます。太陽の恵みを浴びることによって、エネルギーを吸収するのでしょうか。木になっているびわをよく観察すると、日がよく当たる所の実が赤く熟れるのが早かったので、もしやと思い試してみたら大成功♪

セオリーでは、直射日光避けて保存しましょうと言われていますが、日に当てるのが正解のように思います。

ただあまり長い期間、日に当てると乾燥が進んでシワシワになってくるので、ほどほどで食べる用にしましょう。またこのように広げて置いておくと、蒸れにくく虫が寄りにくいし、傷みにくく逆に保存性も高まる効果もあります。一般的に紹介されていない裏技的な保存法です♪

びわの花。

びわの花。

ちなみに、びわの木は12月くらいにこのように花を咲かせます。とてもいい香りのする花です♪

12月に花を咲かせ、そこから6月にかけて、実がだんだん充実していきます^^

びわの葉の活用法。

びわの木は、実を食べたり、ジャムにしたりする以外にも、色々利用できるそうです。

びわの葉っぱは、お茶にしたり、入浴剤にしたりと活用できます。びわの葉茶の作り方は、別記事で紹介しています。

また、びわの葉を焼酎につけて作るびわの葉エキスというものも作れるらしく、虫刺されやちょっとした皮膚のトラブルなんかに使える万能薬らしく、また、機会をみつけたら、挑戦したく思っています^^