簡単な鶏小屋の作り方~増築編~

2021年5月7日

2015年8月、鶏小屋の増築をおこないました。徐々に鶏を飼う羽数を増やしていきたかったので、必要に応じて、鶏小屋を拡張する事に決めました。素人ならではの簡単な作り方ですが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

基礎を作る。

鶏小屋の基礎部分を作る。

新たに柱を立てる位置を、自作のタコで地面を突き固めて、少しへこませておきます。

レーザーレベラーを使って、一応だいたいの高さを揃えておきます。

基礎部分の調整。

柱がくる位置全てを調整していきます。柱がくる位置は、水糸を張っておくとわかりやすくていいと思います。

基礎に砂利を敷く。

タコで突き固めた所に、砂利を敷き詰めていきます。今度は、高さをピッタリ同じになるように仕上げていきます。

鶏小屋の基礎の完成。

全部砂利を入れ終わって、こんな感じになりました。

鶏小屋の増築。

簡単な鶏小屋の増築。

砂利の上に、羽子板付きピンコロをセットして、その上に柱を乗せていきます。砂利もピンコロもホームセンターなどで手軽に手に入ります。

今回、柱はホゾの刻みもなしでビス止めだけで仕上げていきます。柱は、工場にストックしてあった廃材を使いました。鶏小屋なので、少々の見た目は気にならないので、あるものを有効活用していきます。

柱は長いままですが、後からチェンソーでぶった切る作戦です。プロならやらないであろう素人ならではの思い付き簡単工法(笑)

また、各所元の鶏小屋と木材を繋いで固定していきます。これらも飛び出た部分は、後からチェーンソーで切っていきます。

鶏小屋の骨組みが出来上がる。

柱や材の飛び出た部分をチェンソーで切ってやるとこんな感じに♪

各面に筋交いを入れてやると、面が固まってしっかりとした建物に変身します。

だんだんそれっぽくなってきました。

後は前回同様に、屋根垂木を45cmスパンで張って、直行するようにヌキ板を30cmスパンで張って、ヌキ板を下地に波トタンを傘釘で止めていきます。

波トタンは、 雨が漏らないように、下側から止めていき、順番に重ねていきます。

後は、網を張って、最後に足回りを固めたら、完成です。網の張り方、足回りの詳細は前の鶏小屋の作り方で紹介しています。

鶏小屋の増築完成。

鶏小屋の増築完成。

こんな感じに仕上げりました。なぜか、ぢん君入ってるし(笑)

足元には、畔波シートを利用して外敵の侵入を拒みます。また、鶏舎はなるべく湿気させないほうが、鶏さんを健康に育てるには大事な要素の一つなので、できれば鶏小屋のまわりに排水の溝を掘ったり、土を盛ったりしておくとベターかと思います^^

もみ殻を敷く。

もみ殻をもらってくる。

新しく増設した部分には、床材が何もないので、もみ殻などを敷いてあげます。

軽トラでもみ殻を貰ってくる様子は、別記事『軽トラにあおり作って、もみ殻運搬』で紹介しています。

鶏小屋にもみがらを敷く。

もともとあった筋交いは、上の方に移動してやってこんな感じに仕上がりました。

そして、もみ殻を敷いてやることにより、鶏さんが糞をしても、水分を吸収したり、適度な空気を含み発酵しやすいし、それらを鶏さんが足でカキカキ混ぜ混ぜしてくれるので、自然と堆肥化が進んでいってくれます。

堆肥化するには、純粋に鶏糞だけでは難しくて、腐りにくい炭素系の材と糞などの窒素系の材とがバランスよく混ぜ合わさる事で、堆肥化が進んでいきます。

なので、最初にもみ殻などの炭素系の敷材をたっぷり入れてやることで、臭いのしない自然と堆肥化される鶏小屋へとなっていきます^^

自然卵養鶏。

Posted by ろん