鶏小屋の外敵対策②~金網を2重にする~

2024年2月3日

鶏小屋の外敵対策~金網を2重にする~

2020年5月17日、2度目の外敵の襲来にあってしまいました。再度、鶏小屋の外敵対策を見直し、次はやられないように補強していきます。14番の丈夫な金網を上から張って、2重にして獣の侵入を防いでいきます。その作業の様子を紹介していきます。

外敵の襲来。

先月末にキツネの襲来にあったのが一回目の外敵の被害でした。そして、今回が2回目の外敵の襲来となります。前回外敵にあった時の記事はこちら⇒『鶏小屋の外敵対策~7年目にして外敵にやられました~

今回は前回の鶏舎とは違い、山から300mほど離れたスモールハウスがある敷地の育雛舎が狙われました。

未明に、キツネの襲来。

2020年5月17日午前3時過ぎの夜中に、鶏がバタバタ騒ぐので目が覚めて、何やら様子がおかしい事にきづく。何者かが、鶏舎の金網にアタックしているような音が聞こえ、鶏もバタバタ羽を動かし、騒いでいる様子、、、!?

すぐさま、様子を伺いに行くと、鶏舎の外で何者かが、サササーーーーっとものすごい素早い動きで、走って逃げていく影が見えました。影だけで形まで見えたわけじゃないけど、おそらくこの間、上の鶏舎(山側にある成鶏舎)を襲ったヤツに違いない。。。おそらくキツネだと思われます。

上の鶏舎が、補強されて侵入できなかったので、こちらまで回ってきたのだろう。ついにここも狙いにきたか><

ひとまず追い払ったので、スモールハウスに戻り、眠りにつく。その2~30分後くらいだろうか、またニワトリがバタバタと騒ぎ、鶏舎にアタックしてるような音が聞こえ、目が覚める。。。

今度は、外で獣が逃げるような姿は見えず、一応鶏舎の中に入って、被害がないか確認します。大丈夫そう。なにか一瞬サササと動いたような気がしたが、どこにも穴が空いている形跡ないし、確認よし、と。

そして、もう一度布団に入りしばらくすると、また来ました。鶏が騒ぐので、鶏舎に駆け寄ると、3羽の鶏がやられた後でした><

どこからか侵入したに違いありません。穴を探します。

ふぅ~、ありました。地上付近探していましたが、地面から1mあたりの所がやられていました。まだ、日も昇っていない午前4時くらいでしたが、ヘッドライトを照らしながら、穴の補修作業。。。

もしかすると、2回目のアタックの時点ですでに穴があけられて、鶏舎内に侵入していたのかもしれません。。。その時は、網の上部まで確認していなかったのだ><なんか、サササと動いた気がしたのは、その時一瞬でサッと逃げたのだろう。とにかく、メチャンコすばしっこい奴でした。昔話で、キツネやタヌキにばかされるという話があるのも何となくわかる気がしました。

外敵に空けられた穴を塞ぐ。

この間、成鶏舎を直した時に買ってあった、#14の針金があったので、急きょ穴を塞いであげました。

鶏小屋の穴を針金で塞ぐ。

今回やられたのは、こんな所。写真の真ん中辺りの緑色の部分が、網を破られて侵入された所です。前回、地上部60㎝が外敵の被害にあいやすいという話でしたが、金網が弱ければそれ以上でも侵入される可能性がある事が判明されました><

鶏小屋の金網を2重にする。

そんなこんなで、今までの金網では、やられる恐れがあるので、丈夫な金網を買ってきて、上から張り足し、2重の網で外敵を防除する作戦を決行する事にしました。

今思えば、当時付けた金網は何であんな弱そうな金網を選んだんだろうかと思うくらい。おそらく20番の金網ではないかと思います。ちなみに、山側の成鶏舎は、16番くらいの金網を使っています。

14番の金網を購入。

被害があったその日のうちに、金網を買いに行き、補強の作業に入ります。またいつ来るか分からないので、早急に仕上げていきます。

ホームセンターを6件ほどハシゴして、一番丈夫な14番の金網を探してきました。某市内の14番の金網全部買い占めてきました(笑)金網はだいたい切り売りしてくれるんだけど、在庫が少なかったので『あるだけ全部ください』っていう感じでした。

18番20番の金網はどこにも置いてるけど、丈夫な14番の金網は、大きなホームセンターでも置いてたり、置いてなかったりでした。 本当は、14番でもう少し網目の細かなものがあればよかったんだけど、急を要してたし今回のメインはキツネの侵入を防ぐことなので、良しとします。

14番の金網をまとめ買い。

最後に寄ったお店で、幸い丸々在庫があったので、ロール事買ってきました。#14というのが、金網の太さを表しています。感触としては、かなり丈夫な部類に入ると思います。これなら流石のキツネも侵入できないんじゃないでしょうか。 金網は#の数字が少ないほど丈夫なものになります。

2重にするのに使った金網は、アマゾンなんかの通販でも購入可能。#14×40mmの幅91㎝×15m。

今回目開き40mmの金網ですが、できれば#14の目開き26mmの物があればベストかと思います。

ちなみに、渡辺省吾さんの『誰にでもできる自然卵養鶏』にも下部は14番の金網、上部は16番と書かれていました。


外敵対策に板を買ってくる。

一応念のために、下部に一枚板を追加して、補強してあげようと思います。

鶏小屋の修繕前。

ビフォー。

14番の金網を鶏小屋に張っていく。

14番の金網を追加していきます。金網は、釘を途中まで打ったら、横に曲げてやって止めていきます。

2重に張られた金網。

穴を空けられた部分もこんな感じに補強されました。これなら、キツネが同じ所から入ろうと来ても、諦めてくれるでしょう。

下に横桟を追加して、補強。

最後に一枚板を金網の上から、止めてやって、

このままだと、太い金網が引っ張り出される可能性があるので、

内側からも板を当てがって、ビス止めしてあげて金網を固定してあげました。

これで、鶏舎の補強完成です。もともとあった金網と丈夫な14番の金網を2重にした破られにくい囲いの完成なり。

鶏小屋の外敵対策完了。

下部は、板で囲い、その上を丈夫な14番の金網で囲う。

1周ぐるりと、張り直すのに二日半かかりましたが、キツネに侵入されにくい鶏舎へとバージョンアップできたのではないかと思います。

そんなこんなで、7年目の鶏舎はキツネの被害にあってしまったのでした。

キツネをかばうわけではないですが、昨年近くの山にメガソーラーが完成されたばっかりで、山が沢山削られてしまったので、山の獣たちも生息地を追われて、食べるものが少なくなって、しょうがなく山を下りて危険を冒して、食べるものを探しに来たのかも?

もしかすると、キツネも被害者なのかもしれません。

だけども、卵屋さんとしては、大事な鶏やヒナちゃんをやられては、面白くないので、対策をしっかり立てて、しっかり守ってあげます。

その後、外敵対策は電気柵の設置へと続く⇒【鶏小屋の外敵対策③~電気柵『防獣くんソーラー600』を設置する