タイ・ラオス男一人放浪旅【12~13日目】バスで、パノム・ルン遺跡へ。

2021年2月24日

これは、2011年の1月から2月の30日間に及ぶタイ・ラオス放浪の旅の記録である。今回は、その旅の12~13日目のお話。

当時の年齢は29歳。もう10年近く前の話になりますが、スロウなアジアを求めて、ふらっと東南アジアを放浪していました。タイのムエタイの道場へ通ってみたり、タイやラオスで自転車を借りてあちこち走り回ったり、遺跡を巡ったり、観光地でもない小さな村を訪ねたり、本能の赴くままにあっちへふらり、こっちへふらり。

普通に観光地を回る旅だけでは、満足できない私がたどった一風変わった旅の記録です。あまり検索需要のない記事になるかもしれませんが、暇つぶしにでも読んでいただけたらこれ幸いです。

12日目。バスで、パノム・ルン史跡公園へ。

2011年1月23日(日)。12日目。

今日は、パノム・ルン史跡公園へ行くことに決めた。タイ国内のクメール遺跡では、この間訪れたピマーイ遺跡と肩を並べ『最高峰の建築物』と称賛されている石造神殿がある。

と、ガイドブックのわがまま歩きには、そう紹介されていた。

ガイドブックによると、ナコン市内から100キロくらい離れていて、車で2時間10分くらいはかかるそうだ。なので、バスで出かけようと思う。

ホテルの前にいた、トゥクトゥクをつかまえて、バスターミナルまで乗せて行ってもらった。60B

どのバスに乗ればいいかまで、教えてくれて丁寧に案内してくれた。この旅で出会う人出会う人みんないい人で、親切で、とても助けられました。

パノム・ルン行きのバスに乗る。
パノム・ルンに向かうバスの中。

バスは、ちょこちょこバス停に止まって、中々進むのは遅かったけど、のんびり少しづつ進んでいった。2~3時間くらいかかった。パノム・ルン近くの大きな道路のバス停で降ろしてもらった。降りたところに、バイクタクシーがいたので、そこからはバイクタクシーに乗せてもらうことにした。500B

バイクタクシーでパノム・ルン史跡公園へ向かう。

どの町も交通の便はかなりしっかりしてて、困ることなくスムーズにいけた。バス停からはバイクで20分くらい走った。のどかな田畑が広がっていて、所々に牛がいたりしていい雰囲気の所だった。途中から山を登っていき、しばらくするとパノム・ルン史跡公園に到着した。

バイクの運転も安全運転やったし、初日のバイクタクシーと違い、とてもいい感じやった。そんなバイクのお兄ちゃんは、帰りも待っててくれるらしく、1時間でも2時間でもいいよと言ってくれた。それをみこして500Bといってくれたのかな?

しかも、『お金は後でいいよ~』って、超ラフで親切で、人のいい田舎のお兄ちゃんだった(笑)

パノム・ルン史跡公園。

パノム・ルン史跡公園、メッチャいい感じの所でした。この旅で巡ったクメール遺跡の中で、ダントツで一番。ガイドブック見るだけでは、中々どこがいいのか、感じ取りにくいんだな。

山の上の方に石造神殿があり、階段をのぼりながら、神殿へと進んでいく。観光客も多く、これは人気出るだろうな~と思った。たくさん写真を撮りながら、少しづつ進んでいく。

パノム・ルン史跡公園の石造神殿。

海外からの観光客や、タイの観光客、遠足で来てるであろう学生さん達、いろんな人達で賑わっていました。

恐らくタイのクメール遺跡で一番カッコイイんじゃないだろうか?こないだいったピマーイ史跡公園が国内で最大規模を誇るとガイドブックには紹介されていたが、個人的には雰囲気、スケール感ともにパノム・ルン史跡公園の方がイケてる気がした。

パノム・ルンからの景色。

山の上にあるので、そこから見下ろす風景にも格別のものがあった。

パノム・ルン史跡公園の売店。

お土産さんなどの売店も、とても充実していた。

食堂をみつけ、ご飯を食べる。少し辛めの味付けにもだいぶ慣れて普通に食べられるようになってきた。鶏の焼き鳥も食べた。

売店で、1つワラボウシを買った。そんなこんな、クメール遺跡を満喫して、帰りもバイクタクシーのお兄ちゃんに、バス停まで乗せてもらった。

荷物山盛りのトラック。

バスを待ってる間に見かけたトラック。サトウキビだろうか?超いっぱい山盛りにして、2台連結。タイの人たちはほんと、ワイルドやな~。乗せすぎちゃう!?(笑)

帰りのバスにもすんなり乗れて、ナコンに無事帰ってこれた。

なんだかんだ移動にもだいぶ慣れてきました。旅の移動は、行きたい所を言って、地図を見せて指さして、ここに行きたいと伝えたら大体行ける。トゥクトゥクやタクシー系の人に聞けば、バスなり電車の駅なり連れて行ってくれます。それだけのことが、最初は中々できなかった(笑)

この日は、ホテルに戻り、ゆっくり休養して、明日の試合に備える。

13日目。ムエタイ子供たちの試合観戦。

1月24日(月)13日目。

ブンタールア公園。

今朝も、いつもの池の公園からスタートする。今日は試合に出る予定だったので疲れを残さないために、ランニングではなくて、ウォーキングにした。

今日も元ルンピニーチャンピオンのオロノーが走りに来てるのを見かけた。オロノーは毎日走りに来てるみたいだった。

今日は歩きながら、写真をたくさん撮った。

ブンタールア公園のランニングコース。

1周5㎞くらいの池の周りをぐるっと、舗装されたコースが作られている。左、自転車のコース。右、ランニングコース。両方とも真ん中に点線で仕切ってあって、左側がゆっくり走る人用で、右側が早い人(追い越し車線?)用になっている。

いい公園、いいランニングコースだったな。

ブンタールア公園の朝日。

今日も朝日が綺麗だった。

ブンタールア公園の遊具。

こんなトレーニング用遊具!?みたいなマシーンが沢山あって、面白かった。日本ではこんな器具あんまり見たことがない(笑)

1周歩いてから、ホテルに戻る。こないだ捻った足首が少し痛かったが、なんとかなるやろう。大丈夫。

そして、今日はナコンを発つ準備もボチボチ始めておく。電車の時間を調べに、ナコン駅へいった。11時、12時24分、14時22分と電車を確認できたので、明日はそのどれかで出発しようと思う。

センミーを食べる。

駅近くの市場で、センミー(米麺の細い奴)を食べた。これも美味かった。25B

他にも、焼き鳥串を2本買って食べた。15B

このナコンの町も今日、明日で終わりかと思うとなんかメチャクチャ寂しく思えてきた。最初は、不安で不安でしょうがなかったけど、メチャええとこで愛着が湧いてきて、今では寂しい限りである。

旅に出てから、爪を一度も切っていなかったので、だいぶ伸びてきていた。ホテルへの帰りに、爪切り売ってる所を探し、ホテル近くの市場を散策するが売ってなくて、結局近くのコンビニで買えた。

ナコンラーチャシーマのセブンイレブン。

タイにも、コンビニが普及してて、日本でもお馴染みのセブンイレブンなんかもある。ここのセブンは、ムエタイ道場に行く途中にあったので、よく覚えている。

ホテルに戻り、爪を切り、今後の予定を練る。ラオスでは、どこを巡ろうかな?

さあ、それはそうと、今日はどうしようか?今晩は、ムエタイの試合に参戦する事になっていたので、あまり動きたくはなかった。だから、今日は軽くムエタイ道場がある辺りを散歩してみることにした。昼飯がてらに。

ムエタイ道場へ向かう道中。

ジムまでの道を写真を撮りながら、進む。

ジムに着くと、モーがくつろいでいた。

そこで今日、自分と試合予定だった相手がケガをしてしまったそうで、試合が流れたらしい事を聞いた。

そうか~、それを聞いて、少し残念な気持ちだったがこればっかりは、しょうがない。試合がなくなって、今晩は、ムエタイ観戦のみということになった。

夜は普通に練習があって、その後試合会場に向かうらしいので、練習にも参加させてもらうことにした。モーとしばらく話をした後ぷら~っと出かける。試合がなくなったと聞いて、気がほっと楽になった。

土曜の朝練をしたところへ行くと、そこのオッちゃんが声をかけて、水を出してくれた。ここは、小さい駄菓子屋さんみたいなのをやっていて、ムエタイのチケット販売や試合の賭けの受付みたいなこともしていた。試合のチケットを1枚買った。VIP席200B

最後のムエタイ練習。

そんなこんなで、夜のムエタイの練習。これが、本当の最後の練習だ。

今日は、リングでのシャドー、ワンのミット、サンドバック、首相撲、筋トレといつものメニューを一通りこなす。

そして最後に今日は、会長のモーがマススパーや首相撲の相手をしてくれた。首相撲なんて、まったく相手にならなくて、ビクともしなかった。やっぱり、ムエタイルンピニーの元チャンピオンは、凄すぎる。感動。

マススパーも前げりが強力でぶっ飛ばされる(笑)そして、蹴りも多彩。今日のモーは少し、強めだったが、最後の練習の日だったので、彼なりの愛情表現だったのだと思う。格闘技を通してのコミュニケーションだ。

練習終わりにモーがバンテージをくれた。せっかくなので、モーのサインをバンテージにいれてもらった。一生の宝物だ。

いったんホテルへ戻り、シャワーを浴びてから、ムエタイスタジアムへ向かう。

スタジアムの外には、ジムの仲間もきてて、外の屋台でラーメンを食べた。そんなこんなで入場の時間が来て、中に入りムエタイ観戦に。

子供たち同士のムエタイの試合。

ムエタイの試合が始まり、感動の連続。中には、小学生の小さな男の子同士の試合なんかもあったけど、普通にみんなメチャうまく、強くすごかった。子供とは思えん。日本のキックボクサーがムエタイ選手に中々勝てないのも頷ける。子供のころからこんな環境で揉まれていたら、そら~強くなるよ。

そうこうしていると、一緒に練習していた子が、出てきたので応援した。判定の基準は、よくわからなかったけど、見事に勝った。次に出てきた、一緒に練習してた子も見事に勝った。なんかこの子らスゲーな、とホント感動した。

ムエタイ観戦は、皆お酒を飲んだりしながら、楽しんでやっている感じだった。私も少しお酒を分けてもらいほろ酔いしながら、観戦をする。そんなこんなで、試合が終わり帰りはモーが送ってくれた。

僕は自転車だったので、バイクのモーに引っ張っていってもらう(笑)道場近くのセブンイレブンの前の屋台で、ワン、ノット、モーで最後のプチお別れ会をした。

屋台で、道場の仲間とご飯を食べる。

野菜スープとご飯をご馳走してもらった。あんまり会話はできんかったけど、気持ちは伝わった。

タイ語の本を出して、『ありがとう。お世話になりました。また、会いましょう。』とつげたのだった。

モーありがとう。道場のみんなありがとう。ナコンのみんなありがとう。そんな気持ちでいっぱいであった。ほんま、みんないい思い出だ。ナコンに来てよかった。

これで、タイ東北部ナコンラーチャシーマ編は、お終いである。

単なる観光地を回る旅ではなく、普通の町のムエタイ道場に通って、ムエタイ修行&現地の人たちとの交流ができた。そして、ムエタイ練習を軸に、昼間は遺跡を巡ったり、町を散策したり、市場を巡ったりと、中々いい経験ができました。

明日からは、ナコンを出発し、隣の国ラオスを目指します。さあ、どんな出会いや出来事が待っているのだろうか?探し求めているスロウなアジアへは、果たしてたどり着くことができるのであろうか?

さすらいのお勉強野郎のタイ・ラオス男一人放浪旅は、まだまだ続く。