タイ・ラオス男一人放浪旅【22~23日目】バス&列車の旅。パークセー⇒ウボン⇒アユタヤ

2022年5月3日

これは、2011年の1月から2月の30日間に及ぶタイ・ラオス放浪の旅の記録である。今回は、その旅の22~23日目のお話。

当時の年齢は29歳。もう10年近く前の話になりますが、スロウなアジアを求めて、ふらっと東南アジアを放浪していました。今回は、ラオス南部のパークセーから、バスでタイのウボン・ラージャターニーへ国境超えし、その後列車でアユタヤへと移動したのであった。その時の日記をまとめてみました。

普通に観光地を回る旅だけでは、満足できない私がたどった一風変わった旅の記録です。あまり検索需要のない記事になるかもしれませんが、暇つぶしにでも読んでいただけたらこれ幸いです。

22日目。バスで、パークセーから、ウボンラージャタニーへ。

朝起きて、荷物をまとめゲストハウスを発つ。

今日はまず、昨日橋を越えた向こう側で見つけた小さな市場に行ってみることにした。市場では、小さなミカンを一個買い、店のオバちゃんと少し話をしたりして、色々と見て回ってみる。

市場でアリが売られていた。

よく見ていると、昨日パンクを助けてもらったオッちゃん所で食べたようなアリも売っていた。

ラオスの市場で見つけたカエル。

カエルも売っていたり、

市場で見つけた豚の丸焼き。

豚の丸焼きも売ってた。

他には、豚の肉売り場では、皮をはいだ豚の顔面、耳、足など様々な部位が売られていた。ワイルド~。

市場でお粥を食べる。

市場には飯屋もあって、見てたらだんだんお腹が減ってきた。内臓系がたくさん入っているお粥を食べた。メチャ旨かった。最近、腹の調子は絶好調で、メシがとにかく旨い。

市場で見つけたエプロンを実家の母親へのお土産に一つ購入して、市場を後にした。

この市場がある辺りは、観光客もいなくて、普通のラオスを味わえるいい感じの所だった。

パークセーの町へ戻り、自転車を返しに行く。

それと昨日買った服などが増えたせいで、バックパックがまたいっぱいになってしまったので、考えた末に郵送で日本に送ることにした(2回目)

自転車を返すとすぐに、以前タートニュアンの滝に連れて行ってくれたトゥクトゥクのオッちゃんに遭遇した。それで、郵便局へ連れて行ってもらうことにした。トゥクトゥクはニュージーランドのお兄ちゃんと相乗りで、少しコミュニケーションをとった。ニュージーランドと聞いて、一度行ってみたいところだったせいか、なぜか親しみを感じた。

郵便局に着くと、2人の韓国人旅行客を見かけた。どうやら、ワット・プーに行きたかったらしく、トゥクトゥクのオッちゃんが誘うが、よくわからないような感じで、頑なに断っていた。自分も最初は警戒心強くて、あんな感じだったかもな~と、気持ちは分かった(笑)

郵便局で降ろしもらい10000K(約100円)支払う。このトゥクトゥクのオッちゃんは、とってもいい感じの人やった。下痢の時は、助けてもらった。

まとめた荷物は、ちょうど2キロくらいで、1300Bで送れた。この旅荷物を送るのは2回目なのでスムーズに送れた。バックパックもスペースができて、いい感じになった。

次は、両替えと、インターネットができる所を探す。インターネットカフェでは、当時やっていたミクシーに旅の日記を上げる。その後、銀行を探すが日本円をタイバーツに替えられないと断られ、もう一軒当たるも断られてしまう。

そうこうしてると、あのサイドカー付きバイクタクシーのお兄ちゃんが登場した。グッドタイミング。いつもいっていた両替所まで連れて行ってもらう。無事、日本円をタイバーツに替えてもらい、これからのタイの旅に備える。

メコン川をバックに、バイクタクシー。

雄大なメコン川をバックに、バイクタクシーのお兄ちゃん。

ラオスを発つ前に、このお兄ちゃんにも会えてよかったな。今となっては、あの旅もよい思い出だ。

タイへの国境超えができるバスターミナルを目指す。途中アヒルを連れたおばあさんと相乗りをした(笑)

パークセーの小さな村を散策。

国際バスは、3時半発だった。60000K(600円)。出発まであと、3時間くらいある。

いつものパターンで、近くを散策することにした。近くの通りを横にそれ、小さな村へと進む。観光客が訪れるような場所ではない。道を進むとちょこちょこ村人が声をかけてくれた。

ラオスで見つけたクレーン車。

道中見かけたクレーン車に安全第一と日本語で書かれていたのがウケた。日本車の中古品が流れてきたのだろうか?

ある一軒の家の子供がかわいかったので写真を撮らせてもらっていると、奥からオバちゃんがでてきて、お茶を入れてくれたので頂いた。しばらく休み、先を進む。ある程度進んだ所で、引き返す。

レトロなトラクターを整備する現地の人。

帰りには、レトロなトラクターを整備しているオッちゃんに出くわし、オッちゃんの子供やトラクターの写真を撮らしてもらった。異国の地は、普通の村を歩いているだけでも、色んな発見があって面白い。

わざわざ遠くへ行かなくても、いくらでもラオスには、こういった素敵な光景が見られるんだろうな。

袋に入ったペプシコーラ。

帰りに小さな駄菓子屋でペプシの瓶に入ったコーラを買うと、袋に入れて、ストローと氷を入れてくれた。袋で飲むスタイルはこの旅、初めてだった。

バスターミナルへ戻り、タイのウボン行きのバスを待つ。パークセー、ラオスを離れると思うとやはり、少し寂しい気がした。

ウボンへの国境超え、日本人旅行客に遭遇。

国境超えのバスターミナル。

バスに乗り込むと、タイからパークセーに来た時と違い、バスはほぼ満席となった。ラオス、タイの国境に着くと、いったんバスを降り、手続きを済ませる。アライバルカードを適当に書いて、先へと進む。国境超えの時に、同じバスに乗っていた日本人の旅人に声をかけてもらった。

そこで、久々に日本語を話した。この旅、初の日本人旅行客との接触である。

彼は4か月も世界を旅しているらしく大先輩だった。中国⇒パキスタン⇒インド⇒マレーシア⇒タイ⇒ラオスと進んできたらしい。

バスへ乗り込みウボンを目指す。

ウボンの町では、旅人のTさんと一緒に行動することにした。バスターミナルのトゥクトゥクを断って、しばらく道を歩いた。その間に色々と話を聞かせてもらった。

しばらく歩くと、大きなデパートがあり賑わっていたので、そこに向かうことにした。そこでメシを食った。豚肉の野菜炒め25B。腹が減っていたのもあり、超美味かった。

話を聞くところによると、Tさんはこの後もまだまだ旅は続くようで、1年半かけて世界を1周するんだとか。すごっ。

ご飯を食べ終わるとトゥクトゥクを探して、宿を探すことにした。Tさんは泊まる所を下調べしていたようだったので、まかせた。トゥクトゥクは80Bで、一人40B。ホテルはツインで、250Bだったので、一人125Bになった。安い。

流石、長期間旅を続けている玄人で、ここら辺の節約する術は、かなり長けているようだった。

そして今、日記を書く。午後8時40分。

23日目。列車でウボンから、アユタヤへGO。

今日は、朝から列車で移動することにした。

なので、朝6時半くらいに起きて、準備をして7時半くらいにはホテルを出た。Tさんはまだ寝ていたので、そ~っと準備をして置手紙を残して、ホテルを後にした。良い旅を~

すぐ近くにいたトゥクトゥクのオッちゃんに、列車の駅まで乗せて行ってもらった。100B。

この時、トゥクトゥクのエンジンが中々始動せず、オッちゃんは押しがけし始めた。それでもエンジンはかからず、今度は何やらシートの下から部品を取り出して、掃除をし始めて、それでなんとかエンジンがかかった。。。。まあ、よくある事なんだろう(笑)

そんなこんなで無事駅に着き、切符を買う。8時45分発のバンコク行きを買った。途中どこかで降りようと考えていたので、どこでも降りられるように、バンコクまでの切符を買っておいた。330B

ウボンで、センミーを食べる。

まだ出発まで少し時間があったので、近くの麺屋でセンミー(米麺の細いヤツ)を食べ、少しプラ~っと歩いてから列車に乗った。

列車に乗る前に、焼きおにぎりとローストチキンを食べる。美味かった。

列車の席は、窓側でいい席だった。

タイの列車で買い食いして、おやつを食べる。

列車の中では、色々珍しいものを売りに来るので、ついつい色々と買い食いしてしまった。ジュース(ビニール袋に入れてくれる)、弁当、手作り風のお菓子などなど。

バンコクの手前のアユタヤで途中下車しようと思う。移動はアユタヤまで10時間半かかったけど、のんびりといろいろ考えることができてよかった。

タイの風景もよく見れたし、どこか『ピン』とくるような所があったら途中下車しようと思っていたが、特にそういったのはなかったので、せっかくバンコクまでの切符を買ったなら、なるべくバンコク付近まで進もうと思った。それで、アユタヤに下車することに決めた。

タイの田園風景。

途中、町のムエタイ道場に通ったナコンラーチャシーマにも寄ろうか少し考えたが、なんかちょっと違う感じがしてそのまま通り越した。ナコンを過ぎ、大きな湖がある所を越えると、田園風景が広がっていて、とても綺麗だった。

ウボンから、バンコク行きの列車の風景。

そんなこんなでアユタヤを目指す。アユタヤは、タイの中で5つある世界遺産の内の1つで、1351年にウートーン王が建都した古都で、約420年間都として栄えていた町である。アユタヤはそんな歴史のある町の遺跡が多く残っているらしい。

地図を見ると、アユタヤにはちょうどチャオプラヤー川が広がっている辺りなので、近くには田園地帯が広がっているんじゃないかと予想している。田園地帯へも少し散策できればなと妄想中。

アユタヤに到着。

そんなこんな考えていると、列車はアユタヤに到着した。もう辺りは、すっかり暗かった。

とりあえず、宿を見つけたかったので、駅前でトゥクトゥクをつかまえて、ゲストハウスまで案内してもらう。ゲストハウスに到着するが、周りはうす暗い所で、ちょっと不気味な感じがしたけど、ここのオバちゃんがいい感じの人やったので、ここに決めた。

部屋のロックが一つ壊れていて、350Bの所を300Bにまけてもらった。何かわからないけど、バナナをくれた(笑)

トゥクトゥクの兄ちゃんは、部屋まで来て、『明日はどこかへ行くの?連れて行ってあげようか?』と何やら明日案内したいと粘ってきた。

『明日は、自転車を借りようと思ってるんだ』と説明すると、あきらめて帰ってくれた。

晩御飯をまだ、食べていなかったので、少しで歩いて食堂を探すことにした。しばらく歩いていると、一軒の日本食レストランを発見した。入り口に日本語で『どうぞお入りください』と札がかかっている。ここに入ることにした。

日本食レストランで、トンカツ定食を食べる。

トンカツ定食を頼んだ。ホットの緑茶も頼んだ。

トンカツ、キムチ、味噌汁、サラダ、マヨネーズ、ご飯にノリとメチャ日本の味そのままで、クオリティー超高かった。やはり、日本食も美味い。懐かしいな~。

富士山のポスター。

隣の壁には、富士山や桜の写真のポスターが飾られていていい感じの日本食レストランだった。

宿へ戻り、日記を書く。午後9時30分。

明日は、自転車を借りて、アユタヤ散策をしてみよう計画している。遺跡などの観光地を巡ってみたり、アユタヤ周辺の田園地帯などを散策できたらなと考えている。

タイ・ラオスの旅もあと、残すはあと1週間。ここから、最終章といった感じです。

最終章は、アユタヤを散策した後、バンコク市内でムエタイ観戦や市場を巡ったりしたのち、ムエタイのガチ道場に修行に行ったりと、まだまだ冒険は続くのであった。さあ、どうなることやら。

さすらいのお勉強野郎のタイ・ラオス男一人放浪の旅は、もう少し続く。

続きは、こちら⇒『タイ・ラオス男一人放浪旅【24日目】アユタヤの遺跡、田園地帯を散策。