【無農薬、無肥料で挑戦】雑穀、もち粟の栽培。

2020年3月2日

2014年、雑穀のもち粟を栽培してみました。今回、無農薬に加え、無肥料で栽培してみました。初めての雑穀栽培でしたが、まあまあうまく育てられたので、栽培の様子を紹介したいと思います。

もち粟を栽培しようと思ったキッカケ。

2014年自給自足的な生活を目指して動き出した1年目、まだ肝心の主食のお米作りができていませんでした。そこで、考えたのが、田んぼでなくても作れる雑穀の自給でした。昔は、雑穀は主食の一つとして食べられていたものだし、田んぼでなくても畑で作れるので、いっちょ挑戦してみようと思い立ったのでした。

もち粟の栽培~

畑を準備する。

草だらけの土地。

ビフォー。ここは、今まで、何も作ってなくて、年に数回草刈りをして管理してただけの土地でした。ここを畑として、使わせてもらうことになりました。一見草ボーボーですが、農薬も化学肥料も何も入っていない土地なので、逆に安心して使えます^^

まずは、草を刈っていきます。

草刈機で、綺麗に草が刈られた土地。

アフター。綺麗になりました♪

そしたら、刈った草を端にどけてやって、畑として使えるように、耕していきます。

管理機で、耕された畑。

今回、本格的に畑をするにあたって、ヤンマーの管理機を購入しました。購入したといっても、中古で5~6万くらいだったかな?こういった中古の比較的小さな機械を探せば、初期投資は少な目でも、自給暮らしを始める事ができます。家庭菜園以上、業者未満の自給農家にはこういった小さな機械があると大変頼りになります^^

今回、肥料は何も入れずに、無肥料で栽培してみようと決めていました。 何年も何も栽培せずにいた土地なので、自然と土は肥えているのではないかと思ったのでした。

もちアワを播種。

畑をバックに、モチあわの種の袋。

もちアワの種は、野口種苗さんで購入。よくお世話になっています。在来種や固定種の種を多数扱っているお店です。

畑に、水糸を張った。

6月3日。水糸を張って、条間を70㎝に揃えて、株間15㎝の点蒔きにしてみました。木の棒に、15cm間隔に印がつけてあります。一か所に、5粒くらいを播種していきます。条間を揃えるのは、後に管理機で条間を中耕除草できるように、機械の幅を考えて、決めていきます。

私が購入した管理機だと、条間70㎝くらいが、ちょうど栽培しやすかったです。あまりギリギリの幅にすると、せっかく出た芽を耕してしまうこともあるので、少し余裕をもって、条間を決めてあげます。

発芽。

畑で、もちあわが発芽。

6月10日。写真真ん中から、奥の方の根元が赤いのが、モチアワです。(手前は別の種類。)1週間くらいで、発芽も揃ってきました^^ほっ。

もちあわと草が発芽。

6月14日。アワも無事に発芽したけど、草たちも一緒に沢山発芽してきました><

除草。

畑に、もち粟が5cmくらいに成長。

6月19日。モチアワ、少しずつ成長してきています。写真は、草が少なくて、うまくいっている所。

粟と一緒に、草が沢山生えてきた畑。

草が、多い所はこんな感じです。ち~ん、どんだけ~。

どの作物もそうですが、生育初期の除草は、けっこう大事で、その後の生育に大きく関わってきます。大変ですが、アワと草を見極めて、地道に除草していきます。。。

条に沿って、粟の周りを除草。

わかるでしょうか!?条に発芽してる粟の周りを除草してあります。何でも慣れで、やってるうちにだんだん見極めができるようになってきます。

私が蒔いた品種は根元が赤っぽい品種でした。点蒔きして播種していたので、等間隔に狙って粟らしき苗を探していきます。

畑の条間に沿って、粟の周りを除草した所。

なんとか全面やり終えました。気合!!

中耕除草。

6月20日。 そしたら、条間を管理機で、耕してあげます。

アワ畑を管理機で、条間を中耕した。

こんな感じに。条間を管理機で耕してあげることを、中耕除草といいます。

単純に草を刈るよりも、耕して、草を土に埋め込んであげることで、次に草が生えるタイミングを遅らせる効果が高くなります。

管理機で中耕された粟畑のアップ。

アップで撮るとこんな感じに。

2回目の中耕除草&土寄せ。

スクスク育つ粟畑。

7月16日。モチアワ順調に成長して、段々大きくなってきました。

ざっと株下の気になる草を除草してあげたら、2回目の管理機を通してあげて、中耕除草してあげます。

粟畑を中耕、土寄せした。

2回目は、管理機のアタッチメントを変えて土寄せしながらの中耕除草でした。土寄せしてあげることで、株下の除草効果を高めたり、倒伏防止とダブル効果♪管理機を有効活用すれば、それなりに作付け量あっても、楽に管理していけます。

ここまできたら、一安心。あとはそんなに手をかけなくても、アワが優先化してくるので、草に負けることなく育ってくれます^^

もち粟の出穂。

畑で、もち粟が出穂。

7月25日。アワの穂が出来てきました^^

畑一面に、粟が出穂。

7月30日。今じゃ中々珍しい、アワ畑♪穂の形がとても美しい粟です。いい感じに稔ってきました。

もちアワの穂のアップ。

8月5日。一粒万倍!?一粒の種が、何百何千倍となって、稔ってくれています^^

写真ではわかりにくいですが、鳥よけに上部に網を張ってあげました。雑穀の実は、鳥に食べられやすいとの事なので、網を張ってみました。

もち粟の栽培~収穫~

9月10日。 粟の穂が十分に熟してきたようなので、収穫をしていきます。

防鳥ネットに絡まるもち粟。

防鳥ネット、台風の直撃で垂れ下がってしまっていました。知ってはいたものの、見て見ぬふりをしていたらこのありざまでした。。。アワの穂がネットに絡まるは、朝顔みたいなツル性の植物は絡まるはで、中々手こずりました><

収穫したもち粟の穂を手で掴む。

防鳥網と格闘しつつも、少しずつもち粟を刈り取っていきます。刈り取りは、穂先から50㎝くらいの所で刈り取っていきます。稲のように根元から刈り取ると長すぎて、絡げて干すのに都合悪いので、後の事を考えてほど良い長さに刈り取っていきます。

もち粟の乾燥。

収穫したもち粟を束ねて、軒下にかけて乾燥。

そしたら、麻ひもでバッテンに絡げてあげて、軒下などにかけて、乾燥していきます。

もち粟の脱穀。

足踏み脱穀機ともち粟の穂を持つ人。

10月4日。まずは、足踏み脱穀機を使ってみました。

もち粟を足踏み脱穀機にかける人。

足で、踏み踏みしながら、ドラムを回していき、アワの穂を外していきます。

粟の穂は、足踏み脱穀だけでは、脱穀しきれないようでした。

板にワラ縄を巻き付けてある。

板に、ワラ縄をグルグルと巻き付けたものを用意します。

板に巻き付けたワラ縄で、モチアワをしごく。

そしたら、このワラ縄の上に、脱粒できていない粟の穂の塊を乗せて、手でゴシゴシとしごいていきます。そうすると、綺麗に脱粒できます^^この人、素手でワイルドにやっていますが、ゴム手袋なんかをすると手も痛くなく、脱粒しやすいのでよいと思います。

唐箕で選別。

次に、脱粒した粟をフルイにかけて、大ばっぱに選別していきます。

唐箕。

そして最後の仕上げに、唐箕を使って、軽いゴミを飛ばしてやって、選別してあげます。

2つの樽にいっぱいのもち粟。

全部で樽2杯と、タライに半分くらい穫れました^^

粟のアップの写真。

ここから、さらに、最終選別。最後は目で見て、異物を取り除いていきます。

このままでは、まだ食べられないので、さらに殻をとる精穀の作業をして、やっとこさ食べられるようになります。手間暇かかる雑穀栽培ですが、ここまできたらあと少し^^

もち粟の精穀。

ミニダップで、精穀。

インペラ式籾摺り機。

インペラ式籾摺り機のミニダップに2回ほどかけて、モチアワの皮を外していきます。ウチはこの状態で食べていましたが、好みで循環式精米機で、もう少し削ってあげてもいいようです。

循環式精米機。

循環式精米機。

循環式精米機とは、こういったものです。写真では、米が入っています。

先ほどはミニダップを使いましたが、直接循環式精米機にかけても、精穀できるようです。

雑穀用の網とお米用の網。

その際には、機械下の網を別売りの雑穀専用のものに変える必要があります。

左、網目の細かい雑穀用。右、通常のお米用。

雑穀用の網を循環式精米機にセット。

お米用から雑穀用にセットしてあげて、

循環式精米機の風量調節窓を2の位置にセット。

風量調節窓を広めに開けてやって、風が弱くなるよう調節してあげます。雑穀は、米より小さく軽いので、飛ばされないいうに風を弱めてあげます。

なお、少量の場合は、ミルサーやミキサーでも殻を外せるらしいです。(私は未経験。)

そんなこんなで、機械を通してやって、やっとこさモチアワが食べられるようになります♪無農薬、無肥料栽培の雑穀、もち粟の自給自足なり^^

雑穀栽培に関する本の紹介。

初めて雑穀栽培するに当たって、とても参考になりました。僕の雑穀栽培のバイブル的な一冊です。

粟だけでなく、各種の雑穀の栽培方法、脱穀、精穀などの調整方法まで、詳しく載っています。栽培法だけでなく、雑穀の食べ方のコツなんかも載っています^^ぜひ。