刈払機のキャブレターをOH(オーバーホール)してみた。
刈払機のキャブレターをOH(オーバーホール)し、中のダイヤグラムなどの交換もしてみました。備忘録兼ねて記録しておきたいと思います。
一素人のキャブレターのオーバーホール&ダイヤグラムの交換修理の様子ですが、少しでも何かのお役に立てたら幸いです。(素人ゆえ名称、手順など間違っている部分があったらすみません)
刈払機のキャブレターをOH(オーバーホール)
私の使っている刈払機は、ニッカリのSXD2310というもの。
10年以上愛用してきたのだが、最近色んな所にガタが出始めて、メンテナンスしているのでした。そして、今回はキャブレターのオーバーホール。
今までフロート式のキャブは何度かオーバーホールしたことあるのだけど、刈払機のキャブは、ダイヤフラム式のキャブとなっており、初めての挑戦となります。
エアクリーナーを外す
まずは、エアクリーナーの蓋を外していきます。
蓋を外し、中のネジ2本を緩めていく。
キャブレターを外す
エアクリーナーが外れると、キャブレターが見えてきます。
恥ずかしながら、燃料が漏れてる所を、騙し騙し使っていたので、ものすごい汚れています。
キャブレター上部のアクセルワイヤーを外し、
燃料を供給するホースなどを外していきます。
分解していく際には、その都度写真を撮っておいて、後から組み立てる時に、わかるようにしておくと安心です。
キャブレターが外れました。
キャブレターをOH(オーバーホール)
一番下のネジ4本を緩めて、外していく。
プライマリポンプを外すとエアパージアッセンブリ。
エアパージアッセンブリを外すと、次に出てくるのが、ダイヤフラムメタリングと呼ばれるものが出てくる。
ダイヤフラムメタリングを外すと、ボディーアッセンブリポンプ。
ボディーアッセンブリポンプ を外すと、次に出てくるのが、ダイヤフラムポンプという部品。
これらのダイヤフラムと呼ばれるゴム製の膜が伸縮したりすることによって、大事な燃料の供給の調整を担っているんだとか。
ダイヤフラムポンプを外すと、ボディーアッセンブリキャブレター。かなりの汚れが溜まっていました。
外したダイヤフラムポンプも一部破れていたりで、ここに大きな問題があった模様です。
キャブレターを分解したことによって、色々と見えてきました。
ダイヤフラムを一式新しいものに交換する事にします。インターネットを駆使して、汎用性のある部品を探します。
キャブレターをよく見ると、メーカーの刻印を見つける事ができました。Walbro(ワルボロ)236A737、またWYKの刻印もありました。
これらの情報や実際に外したダイヤフラムの形を照らし合わせて、恐らくこれだろうというものを見つけて、ヤフオクで落札。
今回キャブレターのオーバーホールするにあたって、調べて知ったことだが、ダイヤフラム式のキャブレターはワルボロってくらい有名なんだとか。
ダイヤフラムが届くまでに、キャブレターを綺麗に掃除しておきます。キャブレタークリーナを汚れている所や色んな穴という穴に吹き付けて、綺麗にしてあげます。
個人的には、写真左の泡タイプの物が汚れ落ちやすく、使いやすいのでお勧めです。
キャブレターのダイヤフラムを交換
数日たって、ダイヤフラム一式が届きました。
上が、ダイヤフラムポンプ、ポンプガスケット
下が、ダイヤフラムメタリング、メタリングガスケット
掃除したボディーアッセンブリキャブレターに、
ポンプガスケットをセットし、
ダイヤフラムポンプをセットする。
ボディーアッセンブリポンプをセットし、
ニードルバルブなどを組み立てて、メタリングガスケットをセットし、
ダイヤフラムメタリングをセットする。
エアパージアッセンブリをセットし、
プライマリーポンプをセット。
刈払機のキャブレター、OH(オーバーホール)完了
最後に、底のネジ4か所を止めたら、キャブレターのオーバーホール&ダイヤフラムの交換修理完了です。
後は、キャブレター、エアクリーナーと元通り組み合立ていくだけ。
アクセルワイヤーを元通りに、引っかけて、
各種ホースを元通りに差していけば、完成。
キャブレターのオーバーホール&ダイヤフラムの交換したことにより、燃料の漏れもなくなり、エンジンの始動もスムーズになり、以前のように調子よく使えるようになりました。
メンテナンスして、まだまだこれからも使っていきたいと思います。
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