羽化したてのキアゲハに遭遇。
畑で、ニンジン、ミツバ、アシタバなどセリ科の野菜を育てているとよく食害されるキアゲハの幼虫ですが、何度か羽化したてのキアゲハに遭遇した経験があります。その時の様子を中心に紹介していきたいと思います。
キアゲハの幼虫。
7月上旬。ろん農園では庭に一人ばえしてるミツバに、よくキアゲハの幼虫がつくことがあります。キアゲハの幼虫はセリ科の植物が大好物。
ミツバは野菜の一種ですが、一人ばえして沢山出てくるので、幼虫に葉っぱを食べられてていても、そのまま放置してあげています。ニンジンなども、食べられる事がありますが、そこまで大きな被害にならないのでウチではあまり駆除することは少ないです。
卵から成長して、蛹から蝶になって飛び立てるようになる確率は1~2%だそうで、様々な天敵に狙われて生きているようです。
とはいうものの、あまり葉っぱを食害されているような時は、駆除する事もあります。そんな時は手で取って捕まえるのですが、触ると黄色い角を出して臭い匂いを出して威嚇してきます。
アゲハの幼虫は、どうやらこのような性質があるようです。ミカン科につくナミアゲハの幼虫なんかも、同じように角を出してきます(笑)
キアゲハの蛹。
キアゲハの幼虫がいたセリ科の作物を意識してみていると、幼虫がいつの間にか蛹に変わっていました。生存競争の厳しい自然界の中、蛹までなんとかこぎつけました。
写真は、ミツバの茎で蛹になっている様子です。
気が付いたら、抜け殻になっていたなんてこともよくありますが、運がいいと羽化したてのキアゲハに遭遇することができます。
後から調べたところによると、羽化が近づいてくると、だんだん羽の模様が透けて見えるようになってくるらしいので、次回蛹を見つけた時は、よく観察して様子を伺ってみたいと思います^^
ちなみに、蛹から羽化までの時間は、10日~2週間くらいだそうです。
羽化したてのキアゲハに遭遇。
2018年8月7日。午前7時、運よく羽化したてのキアゲハに遭遇する事ができました^^
羽化は早朝、明るくなり始めるころから行われるようなので、まだ羽化してそんなに時間がたっていないのでしょう。近くで写真を撮っていても、飛び出さずにじっとしてくれていました。
ちなみに、よく似たアゲハのナミアゲハとの違いは、前翅の根元の方に黒い模様で塗りつぶされている所で見分けられます。ナミアゲハは、前翅の根元も縞々模様をしている。
写真下の方に、蛹の抜け殻が確認できます。
抜け殻のアップ。
ゆっくり翅を閉じたり、開いたり。
翅が固まるのを待っているのでしょうか!?それとも、羽の動かし方を練習中!?
別の日の早朝には、畑のイボ竹で蛹になって、羽化したてのキアゲハに遭遇♪
羽化までこぎつけるのが、1~2%の確率らしいので、この瞬間に立ち会えるのもとても貴重なひと時です。
あの幼虫から、蛹を経て、とても綺麗な蝶々に変わるのだから、なんとも不思議な生き物ですね^^
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