木製パーゴラの掘立柱が腐ってきたので、補修した時の話。
8年前にDIYで自作した木製パーゴラの掘立柱が腐ってきていたので、補修作業をしました。とはいえ、8本ある柱の内ガタがきていたのは、2本だけ。腐ってきた柱2本だけを新しいものに替えていきます。
今回は、そんな作業を紹介していきます。
2021年5月現状は、こんな感じでした。
一見、ちゃんと機能している風に見えますが、よく見ると、、、
掘立柱が腐る。
右側、手前から2本目の柱の様子。
手で軽く押してやると、グラグラと動く状態でした><
このままでは、つる性の作物が多い茂って重さが加わった時や、台風などの強い風が来た時に崩壊する可能性が高いです。。。なので、新しい柱に、挿げ替えてあげようと思います。
柱を直接地面に埋める掘立柱なので時間とともに腐るのは、ある程度しょうがない。腐ってきたら、また直せばいいやと思って、もともと作ったのでした。
まあそもそも廃材なので、お金もかかってないし、挿げ替える材もまた廃材なので、かかるのは多少の労力だけですが(笑)
実際に掘立柱をやってみて、8年目にしてパーゴラの柱8本中、2本が完全にアウト。残りの6本はまだまだ使えそうといった感じでした。
柱上部のビス止めを外してやると、柱は地際からポッキリ折れていきました。柱は完全に腐って朽ちていた模様です。次に、地中に埋まっている部分をスコップで掘り起こして、引き抜いていきます。
手前が地面に埋まっていた部分。
新しく掘立柱を立てる
ストックしてある廃材から、適当な柱をチョイスする。
適当な長さに切って、地面に埋まる部分をガスバーナーで焦がして、防腐処理を施しておきます。
柱を直接地面に埋めるので、シロアリなどの虫対策に焦がしておくとよいかと思います。焦がしても食われる柱は食われるので、気休めかもしれませんが、やらないよりはましでしょう。
あると便利なガスバーナー。業務用なので、火力が強く柱も簡単に焦がせます。また、鶏を捌いた時の産毛の処理、錆びたナットを緩めたい時など、いろんな場面で活躍します。
自然派な僕はいつも焦がして終わりですが、心配な方は防腐剤など使うのも一つの手。
今回は掘立柱を地面に40㎝ほど埋めることにしました。以前は80㎝くらい埋めましたが、よく食われるのは地際に近い部分っていうのもあるし、廃材の長さに合わせたのもあって、埋める部分は短く40㎝に。
余裕をもって、60㎝ほど焦がしました。
そしたら、新しい柱を穴に入れて埋め戻していきます。
新しいと言っても、廃材なので古い材ですが(笑)
埋め戻す前に、水平器で垂直を確かめておきます。オッケー。
埋め戻していくときは、少しずつ土を入れて、足で踏み固めたり、棒でツンツクしたりして固定していきます。
掘立柱を埋め終わったら、上部を木材でビス止めしてあげれば、元通り。
雨風当たる野外なので、ステンレスのビスを使っておくと錆びないのでお勧めです。
ステンのビスは、ホームセンターで普通に売っているので、買っておくと何かと使えます。ここは雨当たる場所で、錆びるだろうからステン使っておこうとか、場面に応じて普通のビスとステンのビスと使い分けています。
ステンは少し高いのが難点ですが、あると便利。
同じ要領で2本目も直してあげました。
こっちの柱も、朽ちて地際でポッキリ折れてしまっていました。
新しく廃材の柱をセットしてあげます。
掘立柱のメリット、デメリット。
自分なりに感じた掘立柱のメリット、デメリットをまとめてみたいと思います。
掘立柱のメリット
掘立柱のメリットは、地面に埋めるので、固定力が生まれる事。柱を立てるのと同時に、アンカーを兼ねて打っているような役割も果たします。⇒風に強い。
また、地面に埋め込んでるので固定力が強く、筋交いがなくても歪みにくいとかでしょうか。
四角形や筋交いがなくても、柱と梁の鳥居みたいな状態でガッチリ固まるので、木材が少なくても済むように思います。
掘立柱のデメリット
掘立柱のデメリットは、直接地面に埋めるので、腐りやすい所。シロアリに食われやすい。寿命が短い。
長い間使おうと思うと、補修の必要が出てくるなどでしょうか。
木製パーゴラの補修完了。
そんなこんなで、掘立柱木製パーゴラの補修完了!!
これで、この柱もあと7~8年は大丈夫でしょう(笑)
また、朽ちてきたら新しい柱に挿げ替えてあげたらいいのさ~。
8年前に木製パーゴラを作ったっ時の記事はこちら⇒【DIY】掘っ立て柱を使った木製パーゴラ。
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