単管パイプを使って、つる性植物の丈夫な棚を自作する。
単管パイプを使って、つる性植物の棚を自作してみました。この棚では、今回四角豆やササゲなどのつる性野菜を育てる予定です。単管パイプを使って、台風でも倒れないよう丈夫な棚を目指して作っていきます。
一自給農家のつる性棚の作り方ですが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
単管パイプを使って、つる棚を自作
今回単管パイプを使って、つる性野菜を這わす棚を作ろうと思ったのは、台風でも壊れないような丈夫な棚が作りたかったからです。
というのも、今まではホームセンターで売っている農業用のアーチパイプを使っていたのだけど、台風が直撃するとかなりの確率で、ひしゃげてしまっていました。
アーチパイプは安価で手軽に作れる利点はあるのだが、耐久性が弱く台風の度に壊れて、使い捨てになってしまうのが難点だった。それで、丈夫な単管パイプで、半永久的に使える棚を作ろうと思い立ったのでした。
単管パイプ4m×5本
直交クランプ12個
キャップ4個
棚自体に使った材料は、たったこれだけ。
単管パイプ4mが、2280円×5本で11400円。直交クランプが、198円×12個で2376円。単管キャップが28円×4の112円。合計13888円。
少し高い棚になるけど、使い捨てにならず、半永久的に使い続けられると思います。
ちなみにホームセンター3軒回って、一番安い所で購入。高い所と、安い所では、単管パイプ一本500円近くの差があったりするから下調べも馬鹿にならない。
単管パイプを切る
まずは、単管パイプをディスクグラインダーで切って、長さを揃えていきます。
4mの単管パイプを230㎝の所で切って、170㎝と230㎝の単管パイプになるようにしていきます。これを4セット作る。
次に、4mの単管パイプを2mで切って、2mの単管パイプが2本が出来上がります。
こんな感じに。
この材料で、簡単な単管パイプを使ったつる性の棚を自作していきます。
つる性植物の棚を組み立てる
次に、棚を作る予定の畑を耕しておきます。
そして、畝を用意。
そしたら、柱が来る位置を決めて、スコップで穴を掘っていきます。
単管パイプをハンマーで地面に打ち込む式でもいいかな?とも思うけど、後々直交クランプで固めていく事を思うと、スコップで穴を掘った方が直角を合わせやすいように思います。
穴は50センチほど、掘ってみました。
このように、先に柱と梁を直交クランプで仮止めしておいてから、穴に立てていくと一人でも作業しやすいです。
柱だけ先に入れて、後から梁を組みたてようとすると、中々難しいです。
なるべく柱が垂直になるように意識しながら、土を埋めていきます。この時点では、ガチガチに固めるのでなく軽くといった感じです。
反対側の柱と梁も同様にして立ち上げていきます。
柱は、230㎝の単管パイプを使って、50㎝埋まっているので、地上部は180㎝くらいに。ちょうど手を伸ばして届くくらいで、棚にするのに使い勝手良いのではないかと思います。
梁は、170㎝の単管パイプを使用。
桁も止めていくとこんな感じに。桁は、2mに切った単管パイプを使用。
まだ、全ての直交クランプは仮止めです。
まずは、梁や桁の水平を合わせてあげて、
水平があったところでクランプの片方のナットを本止めしていく。
水平がとれたら、柱の垂直もざっと合わせてあげて、もう一方のナットを締め上げていきます。
柱の頭には、雨などで水が溜まらないようにキャップを付けてあげました。
単管パイプを使ったつる棚の完成。
柱、梁、桁と水平、垂直がとれたら、柱の根元の土を埋め戻し、木の棒などで突きながらガチガチに固めてあげます。土に埋めることによって、アンカーの意味もあり、風に飛ばされにくい丈夫な棚と仕上がるはず。
ネットを張る位置を考えると、梁の面の強度があった方が良さそうなので、2本目を入れてみました。もっと強度を上げようと思えば、水平方向に材を追加したり、筋交いを入れたりしてもいいのですが、これくらいでも、十分に強度ありそうなので、これで良しとします。
なるべくなら、最低限の材で且つある程度の強度のあるそんなラインを狙ってみました。
あとは、ネットを張ってあげれば、単管パイプを使ったつる性植物を這わす棚の完成です♪
ゴーヤを這わすも良し、キュウリを這わすも良し、ヘチマ、宇宙芋、ハヤトウリ、色んな野菜が台風などの大風で倒れる心配なく作れるのではないかと思います。今回は、四角豆と3尺ササゲを作付けする予定です。
ちなみに、ネットにはのり網を使用。近場の農業店などで、野菜のネットとして、販売されています。中古ののり網だけど、とても丈夫で長持ちするので、とても重宝しています。
ホームセンターで売られているキュウリネットなどは、耐久性が低く使い捨てとなる事が多いのに比べ、こののり網は長い事使えるので、お勧めの一品です。
アーチパイプもそうだけど、使い捨てでなく長い間使える丈夫なものがいいですね^^
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