【農POフィルム】ビニールハウスの張替えしてみた

2024年1月29日

ビニールハウスのビニールが老朽化で破れてきたので、新しい農POフィルムに張り替えました。ビニールハウスを譲り受けてから、今回が張替え初めてだったのですが、意外と簡単に張ることができました。こんなに簡単なら、もっと早く張り替えても良かったかもです。

一個人のビニールハウスの張替えの作業の手順ですが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

ビニールハウスのビニールを剥がす

ビニールハウスのビニールが破れている。

ビニールハウスを譲り受けてから、4年くらい経ったでしょうか。

老朽化でビニールが破れてきていたのですが、最近酷いことになってきました。それで、新しいビニールに張り替える事にしました。

ちなみに、ビニールハウスは、作物を作るというよりは、薪の乾燥室として主に使っています。

老朽化で破れたビニールハウス。

まずは、ビニールを外していきます。

今は写真のような状態でしたが、もともとはハウスバンドという黒い紐で、各スパンのビニールを抑える紐がありました。それらは、老朽化で自然と切れて外れてしまっています。

ビニペットスプリングを外していく。

ビニールを外すために、ビニペットスプリングを外していきます。

マイナスドライバーを使って、端っこを出したら、手で持って引っ張ってやると簡単に剥がれました。(ビニールを再利用するつもりないので、少々破れるも気にせず外しています)

ビニペットスプリングが外れて、ビニールが骨組みから離れる。

ビニペットスプリングを外してやるとこんな感じに、ハウスの骨組みからビニールが外れていきます。

このビニペットスプリングを外す作業は、想像以上に簡単で、あっという間に外れてしまいました。

ビニールハウスのビニールを剥がしていく。

ビニペットスプリングが全て外れたら、ビニールを引っ張って外していきます。

ビニールがハウスのビニールが剥がれる。

一人で作業し、ここまでかかった時間は、1時間くらい。

ビニールハウスのビニール、こんなに簡単に剥せるんですね。

ビニペットを取り付ける

ビニールハウスサイドの東側は、ビニペットが地際と真ん中の2本止まっていたのに対し、西側は地際の1本しか付いていなかったので、一本つけ足すことにしました。

ビニペットをハウスに取り付ける。

これが新たに追加した、ビニペット。

前の持ち主の人は、ハウスバンドも使ってビニールを止めていたようですが、私はビニペットだけで、やってみようと思うので、ビニペットを追加しました。というのも、農POフィルムを使用しようと思うので、屋根を抑えるバンド紐なくてもビニペットだけでよいかと。(使う場合は、農PO専用のバンド紐を使うそうです)

農POは擦れに弱いから、普通のバンド紐だと塩梅が悪いそうだ。

パイプコーナージョイント。

端っこは、ホームセンターで見つけたパイプコーナージョイントってのを使って、繋いでみました。パイプの径はいくつも種類があるので、サイズを計って同じものを購入。

ビニペット用ジョイント。

ビニペットは、以前別のパイプハウスを建てた時に余った端材を使うので、ビニペット用のジョイントを買っておいて、繋いでみました。

ビニペットと各パイプは、インパクトドライバーでドリルビスを使って、固定していきます。ドリスビスだと、鉄板などでも、ビスを打つことができます♪

これで、新しいビニールを張る準備が整いました。


農POフィルムを張る

農POフィルム。

ビニールハウスのビニールは、大まかに農ビと農POの2種類ありますが、農POの方が耐久性が高く長く使えるらしく、その上軽く作業性も良いとの事。

農ビに比べて、少し値は張りますが、できれば長い事使いたいので、農POにしました。

農PO、0.13ミリの8.6m×20mを発注。お得意のコメリさんで、取り寄せて頂きました。値段は、ちょうど3万円くらい。

農POフィルムを広げる。

袋を開けて、折りたたまれた農POフィルムを広げるとこんな感じに。両サイドが内側へ、一度折り畳んだ感じになっていました。

農POフィルムの真ん中に青い線が付いている。

わかりやすいように真ん中には、青い線が付けてくれてあります。

農POフィルムに、裏表の表記がされている。

サイドの方には、『文字がハウス外側から正しく読めるようにお張りください。』と注意書きが書かれています。

ビニールの裏表を間違えないようによく確認してから、ビニールを伸ばしていきます。

ちなみに、ここからの作業は2人体制です。(1人で、ビニール伸ばしていくのは、かなり大変そうです。)

農POフィルムをビニールハウスに伸ばしていく。

ハウス内に脚立を置いて、少しずつビニールを伸ばしていきます。伸ばしやすいように、ビニールを折りたたんでくれてあったので、非常にやりやすかったです。

一人が中に入って真ん中を引っ張りながら、もう一人が外からサイドのビニールを引っ張りといった感じでやってみました。

農POフィルム真ん中の青い線を合わせる。

ハウスの頂点に青い線が来るようにしながら、農POフィルムを少しずつ伸ばしていきます。

農POフィルムをビニールハウス一面伸ばし切った所。

奥まで、農POフィルムを伸ばし切りました。

計算通りに、農POフィルムの長さが少し余る程度でいい感じに♪

何処か引っかかたりといったアクシデントもなく、順調に伸ばすことができました。

農POフィルムがハウスに覆いかぶさった。

そしたら、後はビニペットに、スプリングをハメて固定していくだけです。

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ビニペットスプリングを固定していく。

ビニペットスプリング。

ビニペットスプリングは、よく見るとカーブが緩やかな部分と急な部分が交互になるようにできています。カーブが緩やかな方から、止めていくのが正しいやり方のようです。

右利きの人は、向かって左側からハメていくとやりやすいかと思います。

スプリングを上下に動かしながら、ビニペットに固定していきます。

ビニペットスプリングでビニールを固定していく。

妻部分の農POフィルムが余分な所は適当に折り返して、ビニペットスプリングで固定してあげました。

私はビニペットだけで固定する事にしましたが、ハウスバンドを使って強固に固定したい場合は、農PO専門のハウスバンドをしようするようです。摩擦が少なくなるように幅の広いハウスバンドとなっています。

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農POフィルムの裾を土に埋める

後残すは、地際のビニールの裾の部分。ここを土に埋めて、固定していこうと思います。

ビニールハウスの外周に溝を掘る。

外周をぐるっと一回り軽く掘り起こしてあげました。

こういうと簡単そうに聞こえるが、途中で雑木の株がいたり、強固なススキの塊がいたりと結構手こずりました(笑)

それと、この外周を掘り起こす作業はビニールを張る前にやっておいた方が作業性良さそうです。先にビニールを張ってしまうとビニールが邪魔で少し掘り起こしにくい。

ススキの大株。

どでかいススキの株。

せっかくなのでこの株は、斧で4分の1くらいの大きさに分けて、庭に移植してあげた(笑)

農POフィルムの外周の裾を地面に埋めた。

裾のビニールを掘った溝に入れて、土を被せてあげるとこんな感じに♪

ビニールハウスの妻の部分。

妻側の裾も埋めてやったら、ビニールハウスの張替え完了です。

ビニールハウスの張替え完了。

ビニールハウスの張替えが完了。

剥がすほどじゃないけど、ビニールを張る作業もサクサクと進み想像以上に早く終わりました。

これで、安心して、薪を保管&乾燥する事ができるようになりました。

今回、ビニールハウスの張替えにかかった時間。

  • ビニールを剥がすのに・・・約1時間(1人)
  • ビニールを張るのに・・・・約3時間(2人)
  • ビニールを埋めるのに・・・約3時間(1人)⇒これは、雑木の株やススキの株がなかったら、もっと時間短縮できる

やる前は、ビニールハウスの張替えって大ごとで大変な作業なんだろうなと思っていましたが、やってみたら意外と簡単に、スムーズにすんなり終える事ができました。