家庭用、籾摺り機ミニダップ~自給農家の強い味方~
籾保存したお米は、家庭用籾摺り機のミニダップを使って、籾摺りしています。そんな籾摺りの様子を紹介したいと思います。自分たちで作った無農薬のお米を籾保存して、一年中摺りたての美味しいお米を頂いています^^
家庭用、籾摺り機のミニダップ。
ろん農園では、オータケのインペラ式籾摺り機のミニダップFC2Kを使っています。
ミニダップを買う前までは、循環式精米機を使って、籾摺りしていましたが、籾摺りすると同時に精米も進んでしまって、玄米で食べられないので、ミニダップの購入を考えました。また、お米だけでなく、アワ、キビなどの雑穀の殻取りにも使えます^^
ミニダップとは、こんな機械。我が農園では、数少ない新品で購入した農業機械です(笑)
小型なので、沢山お米を作ってる方には、不向きだけど、自給農家なら、十二分に威力を発揮してくれるかと思います。上から籾を投入すると、一瞬で殻が取れて、玄米になってくれます♪素晴らしい。
ミニダップの使い方。
使い方は簡単で、基本的に触る所は流量メモリの調節と籾投入口のシャッターの開きの2つです。
基本は①の位置でやるように説明書には書かれています。
だけど、ウチの籾の状態だと①の位置で使うと途中で詰まる事がよくあるので、②の位置でやるようにしています。ウチの籾の状態だとヒゲとかワラが穂先が少し残ってたりすることもあってか、中で詰まりやすいらしく少し広げてあげています。⇒これで、詰まりは解消されます。
詰まると、籾が落ちていかなくなり、分解して掃除と面倒なので、なるべく詰まらないように工夫しています。この作業が入ってくると、時間が余分にかかってしまいます><
これがもみ投入口のシャッター。これは、全開で良いと思います。
また流量メモリ③(広め)だと、詰まりにくいけど、籾の流れる量が多くなるので、 脱稃しきれない籾の数が少し多めになってきます。
流量③にする場合は、シャッターを少し狭めてあげて、こっちで落ちる量を少し制限したりして調整してやるといいと思います。
そんなこんなで、一回目のミニダップを通していくと、一瞬でもみ殻が外れて、玄米に変わっていきます。
一回通しただけでは、殻付きがまだ見受けられるので、いつも2回通し、してあげてます。
流量調節①で、いける場合は、だっぷ率も上がるので、様子を見て籾が残っているのが気になるようなら2回目を通し手仕上げるといいと思います。
2回目を通す。
大方は玄米に変わっていて、詰まりにくいので、2回目通すときは、流量目盛の①に合わせてあげます。
シャッターも狭めにしてあげています。4分の1くらいの開き具合。
2回目を通していきます。
籾摺り完了。
そうすると、ほぼほぼ殻がとれて、玄米に♪
このままだと、時々小石などが混ざっていることがあるので、石抜機という機械に通してあげて、小石を除いてあげます。石抜き機がまだない時は、ご飯を食べていると、時々ガリっと石を噛むことがありました(笑)⇒『小型の石抜き機~自給農家の強い味方~』
写真を見るとわかるかもしれないですが、少し緑がかったお米や少し黒い米(カメムシがお米を吸った後など)も混ざっていますが、自給用⇒自分たちで食べる用には、特に問題なしです。
ちなみに、大きな農家さんだと、色選別機といって色がついたお米を飛ばす機械や小米を分ける機械などを使いますが、小さな自給農家にはそんな高価な機械は必要なし(笑)
これで、籾摺りしたての玄米ができました♪籾摺りしたてのお米は、保存状態よくとても美味しいです^^⇒『お米は、籾保存~冷蔵庫入らずでエコな保存方法~』
白米にしたい場合は、ここから精米して食べていきます。我が家では、玄米と5分づき米と同じお米でも2種類食べ分けています。精米する時は、美味しく精米できる循環式精米機を使用。⇒『循環式精米機で、精米する様子を紹介します。』
玄米は玄米で美味しいし、分つき米は分つき米で美味しいので、両方を食べ分けています^^
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