【DIY】廃材のホゾをそのまま使って、つる棚を作ってみた。

2024年1月31日

廃材を使ったつる棚。

井戸の上部に作っていた木製のつる棚が、老朽化で破れてきたので、新たに廃材を使ってつる棚を作成してみました。今回は廃材のホゾをそのまま使用して、簡易な軸組み工法でのつる棚作成です。一素人のDIYですが、少しでも参考にしていただけたら、幸いです。

前作のつる棚。
前作のつる棚。

5年前に制作した木製のつる棚でしたが、老朽化で崩壊寸前となっていました。今にも倒れそうな感じです。

ボロボロに朽ちた柱。

解体していくと、柱がボロボロになっているのが露わになってきました。そろそろ寿命が近づいているようです。各所ビスを外し、徐々に解体していきます。

ちなみに、解体した後の木材は、チェンソーで玉切りして、五右衛門風呂や調理の際の薪エネルギーに使います。朽ちた木材、捨てれば、ゴミだが、燃やせば、薪燃料に♪

【DIY】廃材を使って、つる棚を作成する

今回つる棚作成に当たって、使用した材は、こんな感じです。

使用した材

ストックしてあった廃材、井戸掘りで掘り上げていた石
羽子板ボルト×4、六角ボルト×4、座金×8
ステンレスのビス

ストックしてあった廃材や石を使っているので、買った材は羽子板ボルト、六角ボルト、座金の3種だけでかかった費用は1000円くらい^^

基礎石に使う石を選ぶ。

井戸を掘り上げた時に出てきた石のストックから、なるべく大きそうな石をいくつかチョイスしてみました。

ここから、さらに激選して、これらの石を基礎石として蔓棚を作成しようと思います。

井戸を掘った時の様子はこちら⇒『【地下世界への大冒険】掘抜井戸~7本目の井戸掘り~

今回のDIYで使う廃材たち。

倉庫の廃材のストックの中から、使えそうな柱を選んできました。

右側の4本の柱はホゾがついたままですが、今回このホゾをそのまま再利用していこうと思います。

左の4本は、梁や桁となる予定です。

基礎石を据える

基礎石を据える。

4つの大きな石を選んで、柱が乗る部分が水平になるように、同じラインに微調整。

今回大雑把に、石と石の上に材木を渡してその上部の水平を見て、各ラインを合わせてみました。

井戸を掘る時に、出てきた石なので、ストーリー性があっていいんじゃないかなと思う。自然素材は、カッコイイし味も出るし、我ながらいい感じです。

ホゾ穴を刻む

ホゾ穴の墨を付ける。

廃材の柱のホゾの大きさに合わせて、ホゾ穴を各所刻んでいきます。廃材なので、柱のホゾの大きさが各所違います(笑)

この時のちょっとしたポイントは、縦、横、深さの内、横の長さは元のホゾより気持ち短めに設定してあげる事(長方形の長い方)。そうすると、はめた時にスカスカにならず、シッカリと合体できます。

インパクトドリルで下穴を開ける。

ホゾ穴の大きさを決めたら、まずはインパクトドリルで大雑把に穴を開けていきます。

ホゾ穴を刻む。

次に、金づちとノミで、墨どおりに形どっていきます。

柱と梁を合体させる。

そしたら、ホゾとホゾ穴を合体させていきます。

カケヤで少しづつ叩き入れていきます。

カケヤを使って、柱と梁を合体させる。

よっしゃ、上手い事ハマった。

と思っていたら、渡り顎の刻みをするのを忘れていました><

簡易な渡り顎を作成

丸鋸で、切れ目を入れる。

梁と桁が重なる部分に、刻みを入れていきます。

丸鋸の刃の出を短く調整して、こんな感じに切り込みを入れておく。

簡易な渡り顎の完成。

そしたら、金づちとノミで横からトントントンと落としてやり、こんな感じに。

簡易な渡り顎の完成です。

梁にも渡り顎を彫る。

先ほど、はめてしまった柱と梁はしょうがないので、立てた状態で刻みを彫りました。

※危ないので、良い子の皆さんは真似しないように~。

建前

つる棚の建前する。

そんなこんなで、渡り顎を全部で8か所刻んだら、残りの柱と梁を組みたてていく。柱を立ち上げて、梁の上に桁をはめていきます。

柱と梁、桁が合体し、立ち上がった。

ひとまず、こんな感じに。

柱の垂直など全然とれていないけど、ここから微調整していきます。

材木を四方に一本ずつ止める。

こんな感じに、各所一本ずつ材木を当てがってみました。

材木は各所、ビス一本で止めておき、これから垂直を合わしていきます。

ビスは、雨風が当たる場所なので、ステンレスの物を使用してみました。

柱の垂直を合わせ、仮の筋交いを打つ。

柱の垂直がとれた所で、仮の筋交いをビス止めしていきます

各柱の垂直が、整ったら、最初に水平方向に当てがった材木を各所3本ずつくらいビスを打って、本止めして固めていきます。

羽子板ボルト

インパクトドリルで、穴を開ける。

次に、羽子板ボルトを使って、桁と梁、柱を一まとめに固めていきます。

まずは、羽子板ボルトが来る位置に、インパクトドライバーを使ってドリルで穴を開けていきます。

羽子板ボルトで、桁、梁、柱を固定する。

次に柱にも六角ボルトが入る穴を開けて、ボルトを通し、上下のナットを締め上げて、固めていきます。

羽子板ボルトで、4か所を固定する。

4か所羽子板ボルトを固めて、こんな感じに。

これで、蔓棚もだいぶカチッと固まってきました。

本当は、筋交いを入れると、もっと丈夫になるんだけど、今回シンプルにいきたかったので、必要最小限にすることにしました。

アンカーで地面に固定

仕上げに、大風などで倒伏しないように、アンカーにバンド紐を繋いで、抑え込んであげます。

らせん杭をアンカーにする。

地面に4か所、らせん杭を打ってあります。この杭にバンド紐を結び付けて、桁へ繋いで、固定していきます。

基礎石の上に乗っているだけの、構造なので、紐で引っ張って倒れないようにしておきます。


らせん杭とは、こういった物。ホームセンターなどでも普通に購入できます。

らせん杭の使い方は、バールなど適当な棒を輪っかに通して、回していくと地面に自然と食い込んで入っていきます。

自作の廃材つる棚が完成。

DIYした廃材の蔓棚が完成。

後は、目隠し兼蔓が這うための材(廃材や前作の再利用)を水平方向にビス止めしてあげたら、ブドウの蔓を誘引してあげます。ちなみにですが、このぶどうの蔓は、食べ終わったブドウの種から育てています。それも、頂き物(笑)

井戸で掘り上げた大きな石を土台に、頂きものの廃材を使った味のある自作のつる棚が出来上がりました♪

廃材なので、至る所にホゾの跡があったりするけど、それはそれで味があって、いい感じです。新品の材でないので、以前からあったように、できたそばから馴染んでおります。

雨ざらしの野外ゆえに、朽ちるスピードもそれなりに早いだろうけど、今回は柱、梁、桁と9~10㎝はある角材を使用しているので、耐久性は前回よりも強くなるはず。

もし朽ちても、また、その時に作り直せばいいだけさ~

セルフビルド

Posted by ろん