【湧水を利用】ビオトープの池作ってみた。
入手した土地の一角にDIYで、ビオトープを作成してみました。ビオトープといっても、別の所から水を引いてくるわけでなく、自然と染み出てくる水があったのでその水を利用しました。防水シートも使わずに、シンプルに、ただ土を掘り返しただけですが、いい感じにビオトープが完成しました。
ビオトープの池の作り方~
2017年10月、新たに、土地を入手したのですが、山側の方がどうもジュクジュクしてて、排水性が悪い土地でした。山に近い、段々になっているような土地だとありがちな現象だと思います。
なので、土地の排水性をよくするために、最初は、敷地の外周に溝を掘って、尻水口に繋いで、敷地の内部がジュクジュクしないように改良してあげていました。
排水の溝に水溜まる。
それから山側の外周の溝には、常にこんな感じで水が溜まっているようになっていました。
東の山側付近もこんな感じに水が溜まっていました。
常に水が溜まっていて、ジュクジュクした土地なら、逆にそれを利用したら、ビオトープ作れるんじゃないか?と、ある時閃いたのでした。。。。思いついたら、やってみよ~^^
土を掘って、池を作る。。
2018年、5月1日。いざ、決行の時。
スコップ仕事は何気に得意です。大地と格闘する事2時間弱、これだけの土を掘りあげました。ろん氏のパワーユンボ並!? 当時37のオッサンでしたが、頑張りました。
掘ったばっかりだとこんな感じで、わずかに、水が溜まっている程度でした。
北東部のビオトープの端から、ジワジワと水が湧き出ているのを確認できました^^井戸もそうだけど、ジワジワ水でも、1日経つと結構な量の水が溜まったりします。
山側から見るとこんな感じに。さあ、シンプルに掘っただけのスペースがビオトープとして生まれ変わるのか!?ドキドキです。
5月2日。翌朝いくと水が、溜まっていました♪よしよし^^少し高い所を削って、仕上げていきます。
ビオトープができたので、早速、水生作物を植えてみよう。この樽の土の中に直売所で買ったレンコンが入ってて、育てようとしてたいたのですが、ビオトープに移してあげます。
芽が出かけてるレンコン。ビオトープに、中に埋めてみました。
結果からいってしまうと、このレンコンは、まったく芽が出ませんでした。なぜ!?
5月3日。丁度昨晩、雨が降って、ビオトープ満水に。ビオトープ完成なり^^
ビオトープの池に作物を植える。
5月11日。ビオトープの入り口にコンクリの排水溝の蓋を敷いて、観察しやすいようにしてみました。
中に、石の橋を設置して、影の部分を作ってやって、色んな生き物が住みやすい環境を作ってあげます。
マコモを植える。
真ん中辺りには、通販で取り寄せたマコモを1株植えてみました。
早くも、小さな生き物たちが出現し始めました。小さな黒い点のようなのが、巻貝の一種のモノアラガイ。
6月5日。マコモも少し大きくなってきました。ビオトープには、少しアオミドロさんが繁殖し始めてきています。
早くも、水生植物のコナギが出現し始めました。
稲の苗を植える。
田植で余った苗も植えてみました。
マコモの中心で、座るアマカエルちゃん。徐々にビオトープっぽくなってきました。
ビオトープの池に集まる生き物。
6月17日。コナギに、何かの水草らしき植物も生えてきました。
カエル。
何カエルかわからないけど、茶色いカエルもやってきました。
糸トンボやヤゴ。
綺麗な糸トンボもやってきました。
この子は、ヤゴかな!?
6月22日。稲やマコモも順調に成長中。一度、網ですくって、生育調査をしてみました。
ヤゴ。
トンボになりかけのヤゴかな?糸トンボでしょうか。
そんなこんなで、6月26日。 糸トンボの羽化に遭遇する事ができました^^
ビオトープの作物の成長。
7月9日。稲、マコモ共にだんだん大きくなってきました。
7月26日。この年は、早くに梅雨が明け、猛暑な7月で、初めてビオトープの水が枯れました。ここ数年見ていると、年に1~2回、渇水期に水が枯れることがあるようです。
7月30日。一雨降り、すぐに復活してくてました。ほっ。
9月4日。ビオトープのお米も実って頭を垂れてきました。
9月12日。コナギの花。田んぼでは厄介者とされるコナギですが、ビオトープでは、ウェルカム^^自然と色んな植物が育ってくれれば、それだけ生態系が豊かになってくれるので嬉しいです。
翌年のビオトープの様子。
2019年6月6日。マコモは一回植えておくと、勝手に翌年も生えてくるみたいです。それも、何株も増えて、芽を出してくれました。背の高い植物が、マコモです。
また2年目は、水田雑草の一つであるホタルイがたくさん出現してきました。
8月29日。夏の間にマコモ、ずいぶんと大きく成長してきました。
ビオトープでは、マツモムシが沢山見られるようになってきました。背泳ぎが上手な、マツモムシ君です。英名は、backswimmersというそうです。
10月1日。2019年は、こんな感じのビオトープでした。
写真はとれなかったのですが、一度ビオトープで直径5cmくらいの亀の赤ちゃんに遭遇したこともありました。50mくらい離れた所に小さな池があるので、そこの亀がどこかで産卵して、孵化した亀がたどり着いたんだろうけど、その時は、ちょっとテンション上がりました。
コナギちゃん、毎年綺麗な花を咲かせてくれています。
また、ビオトープに変化があったら、記事にアップしていきたいと思っています。
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