鶏小屋の獣対策~7年目にして狐にやられました~

2024年2月3日

自然養鶏を始めて7年目にして、獣の被害にあってしまいました。起こってしまった事は悔いてもしょうがないので、獣対策をしていきます。具体的には、地際の部分に横桟を追加して、鶏小屋を強化してみました。

一度獣の被害にあうと、また同じ様に狙われる可能性大なので、なるべく早めに対処していきます。

鶏小屋が獣の被害に。

それは、2020年4月28日の出来事でありました。

いつも通り朝鶏小屋に、餌やりなどの鶏の世話に向かうと、一部屋の中の様子が何やら様子がおかしい。。。鶏が、ハチャメチャにやられた後だったのです><部屋の鍵はちゃんと締まってるし、いったい何が起こったのか理解できず、頭が???でした。

もしや、獣にやられた???部屋の外を、回って獣に侵入された形跡がないか見回りました。

鶏小屋に獣が入る。

ありました><やられた~。

ほんと、ショッキングでした。信じられないけど、一夜にして、沢山の鶏がやられてしまいました。

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悲しんでばかりもいられないので、対策を講じていきます。また、今日もくるかもしれないと思うとすぐに対策しておかないと、被害を拡大してしまうかもしれない。。。ここが、踏ん張りどころです。

鶏小屋の穴をふさぐ。

発見したその日のうちに鶏舎の補修に、取りかかります。

14番の針金を購入。

近くのホームセンターで、色々と資材を購入してきました。

まずは、破られた金網を針金で塞いでいきます。針金は、14番のちょっと太めの丈夫なものをチョイスしました。

針金を使って、金網の穴をふさぐ。

縦、縦、縦、横、横、横と格子状にして塞いであげました。

鶏小屋の獣対策。

こういった何かあった時は、先人の知恵を参考にするのが一番の頼りになります。再度、自然養鶏の参考書を読み漁って、獣対策の項を勉強し直します。

まず、自然養鶏のバイブル中島正さんの自然卵養鶏法によると、『地上部の40㎝がもっとも危ない』柱の下部40㎝には、割り竹か木っ端を横桟に打ち付けるとなっていました。下まで金網だといずれ金網が腐食してきて危険なのだそうです。

おそらく、地上付近は、獣の力も加えやすいので、網が破られやすいという意味もあるのだと思います。また、中島さんが2007年に出版された『自給農業のはじめ方』の自然養鶏の項には下部60㎝に横桟をいれておくと獣の侵入を防げると書かれていました。

前の自然卵養鶏法の時より20㎝上がっている所に注目です。中島さんもやっていくうちに、改良していったんだろうなと思われます。

また、渡辺省悟さんの『だれにでもできる自然卵養鶏』によると金網は14番を使って、下部は2重にするといいとも書かれていました。14番の金網というと結構太い丈夫な金網になります。これからも、獣対策は、みんな結構しっかりされているんだなという事が見受けられます。


犯人は狐。。。

先人たちの獣対策の項を読んでいると、うちの鶏小屋に入られた獣は、どうも狐っぽいようです。狐は、一度にやられる被害が結構ひどいそうな><50羽とか普通にやられちゃうとか。。。ほんと恐ろしいです。

こういった先輩たちもいろんな被害にあってきて、こういう対策した方がいいとたどり着いたんだろうな~きっと。

以後、やられないように鶏小屋を補強していきます。

横桟を追加。

先輩たちの知恵をお借りして、下部を強化することによって獣の侵入を防いでいきたいと思います。中島さんの下部60㎝に横桟を参考に取り入れていきます。

鶏小屋に横桟を追加。

丈夫な2×4の材を横桟に使ってみました。獣侵入を防止するとともに、中の鶏糞が外にこぼれないようにする意味も含めて、隙間なく設置してみました。

自然養鶏を長年やってると、鶏舎の床がだんだん上がってくるので、鶏糞こぼれの防止を兼ねます。

鶏小屋の補強。

ひとまず、こんな感じに。

鶏小屋に横桟を2本追加する。

その上は、厚さ1センチちょいの板を外側からあてがってみました。この高さになると鶏糞こぼれをとめる必要はないので、換気のため隙間を少し開けてみました。これで随分と外敵の防御率は上がったはず。

他の鶏小屋も獣対策。

他の成鶏舎も獣対策を進める。

ビフォー。

こちらの鶏小屋は、幸い被害にあいませんでした。ほっ。

ただし、このままではこちらもやられる可能性あるので、この際、全鶏舎補強していきます。

鶏小屋に横桟を追加して、獣対策。

アフター。

さきほどの鶏小屋と同様に、2×4と板を横桟として打ち付けてあげました。

下部から、60㎝まで横桟を入れる。

ちょうど地上部からの高さが60㎝くらいになりました。

これで、完璧ではないかもしれんけど、かなりの確率で獣を防ぐ確率が上がったと思います。

育雛舎も補強。

育雛舎も獣対策。

ビフォー。

下部に横桟を入れていく。

途中経過。

横桟を追加して、補強していきます。(鶏糞こぼれも兼ねて防止)

竹を割る。

横桟に竹を使う。

上部の横桟は、ストックしてあった竹を利用してみました。そう、中島さんの本に割り竹を利用って書いてあったから、ピンときて、『竹のストックそういやあったぞ。いっちょやってみよう』となりました。なるべく、買わずにあるものを有効活用。

初めての竹割に挑戦。

勘を頼りに、タガネやバールなどを利用して、竹を割ってみました。

竹を2つに割る。

一回目は失敗して、途中で折れたりもしましたが、2回目にはいい感じに割れてくれました。

鶏小屋の獣対策完了。

鶏小屋に竹の横桟を追加して、獣対策完了。

アフター。

竹を、ビス止めしてこんな感じに育雛舎の下囲いが完成しました。

全部の鶏舎補強するのに丸4日かかりましたが、ひとまず獣対策の補強完成しました。これから、田んぼや畑作業と少し忙しくなるので、ひとまずこんな感じで様子みて、また余裕が出来たら網を足すなどの補強していきたいと思います。

追記~2020、5、22~

数週間後、今度は育雛舎が狐に狙われ、再度鶏舎を補強していくこととなります。詳しくは、こちらで紹介しています⇒『鶏小屋の外敵対策②~金網を2重にする~