桑の実(マルベリー)が白くなるのは!?対策してみた。
今年も桑の実(マルベリー)が、白くなってほとんど収穫できませんでした。この桑の実が白くなるのは、なぜだろう?今回、原因を追究して、対策を考えてみました。
一小さな自給農家の取り組みですが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
桑の実が白くなる
今年もたくさん桑の実がついてきたな~と楽しみにしていたら、大半の実が白くなって、ダメになってしまいました。この症状は、昨年に引き続き、2年連続です。
これは、なんかおかしいぞ!?という事で、原因を追究してみました。
調べたと所によると、この桑の実が白くなるのは、糸状菌の一種である実菌核病という事が分かりました。
この菌核病に、かかると実が白くなってしまうというのだ。
そして、菌に侵された白い実が地面に落ちて、越冬し翌春にキツネノワンタケというキノコを発生させる。そのキノコが、成長すると胞子を放ってそれが、桑の花に飛んで、また発病を繰り返すらしい。
ということは、この白くなった桑の実をそのまま放っておくと、翌年も発病を繰り返すことになる><これは、いかんぜよ。
キツネノワンタケの他にも、 桑の実菌核病の原因となるものに、キツネノヤリタケというキノコもあるそうだ。
白くなるのを防ぐ対策をする
桑の実が白くなる原因がわかったら、対策も立てやすい。白くなった桑の実が地面に落ちて、翌年キノコを発生させるのだから、白くなった病果を徹底的に除去してあげることにしました。
白くなった桑の実を全て、ひとつ残らず取り除いていく。
白くなった桑の病実は、触ると柔らかく、ドロドロとした黒い状態になっているようです。手が黒く汚れるので気になる方は、手袋をした方がいいかもしれません。
下に落ちた白くなった桑の病果も全て拾って、除去してあげます。これを放っておくと、翌春にキノコの発生に繋がるんだな。
そして、翌年の春先には、キツネノワンタケがは発生していないか、地面を観察し、見つけ次第、除去する。
これを毎年繰り返していけば、年々病果は少なくなっていくはず。
無農薬栽培で、対策をしようと思えば、シンプルなこの方法が有効でしょう。
追記~その後の効果の様子
桑の白くなった実を除去し始めてから、3年目(2024年)には、白くなる実の数も随分と減って、数えられるくらいとなってきました。この物理的にコツコツと、手で白くなった実を除去していく方法も十分効果がみられるようようです。
この年は、久しぶりに桑の実豊作で、たくさん桑ジャムを作ったのでした^^
桑の菌核病に効く農薬
私は、農薬は使わない派なので、使う事はないですが、菌核病に効く農薬もあるようです。
対策をしっかりして、来年こそは、桑の実をたくさん収穫したいと思います。そして、美味しい桑ジャムを作るぞ。
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