サツマイモの栽培~簡単にできる苗作り~
毎年自分で保存したサツマイモの種芋を植えつけて、苗づくりをしています。ろん農園ではサツマイモを特別な温床施設を使うことなく、露地で苗を作っています。種芋の植え付けから、苗取り、根だし、植え付けまでの流れを紹介していきます。
サツマイモの苗作り。
4月上旬、保存しておいたサツマイモの種芋を畑の一角に植えつけていきます。温かい室内で保管していた種イモは、すでに芽が出かけてきています^^
軽く植えるための穴を掘ってあげて、種イモを植えたら、周りの土を覆土してあげます。後は、発芽するのを待つだけです。
種イモの保管方法。
昨年の10月に収穫したサツマイモは、コンテナボックスなどに土を入れた中に入れ込み、室内の温かい所において保管していました。サツマイモは、寒さに弱いので冬は温かい室内に置いて保管していきます。
ろん農園では、スモールハウスのロフトが、一日通して温かいのでロフトで保管しています。ロフトで冬を越すと、4月には上の写真のように芽が出始めてきています。
種芋を保存した時の詳細はこちら⇒『来年のために、さつまいもの種芋を保存する。』
サツマイモの種芋の発芽。
5月上旬サツマイモの芽が、土から出てこんな感じに発芽してきます。
5月下旬になると、わっさ~とサツマイモの苗が出てきます。手のひらくらいの大きさに成長してきたら苗取りのタイミングでしょうか。
苗切りして発根させる。
株下を1~2節残して、切り取っていきます。そうすれば、その節から脇芽がでて、次回の苗取りの時に苗がとり易くなります。
こうすれば数回に分けて、苗を作って、植え付けしていけます^^
こんな感じに、いくつも切り取っていきます。ある程度、太さや、長さがあるものをなるべく選んであげたり、密な所を切ってあげたり、ちょっとした剪定のようなイメージです。
次回の事も考えて、選んでいきます。
そしたら、樽などのプラスチックの容器に入れて、冷暗所に置いて発根させていきます。
水は、毎日変えてやって、発根を促します。2~3日もすると、少し根っこが出てくるので、そのあたりから、1週間くらいの間に植えるようにしています。
サツマイモ苗の植え付け。
1週間もすると、少し根っこが出かけてきます。
少し根っこが出かけてきたぐらいが、植え付けのタイミングとしては、ベストです^^
後は天気と相談して、できれば雨が降ったりして、土が湿りそうなタイミングで植え付けした方がサツマイモも苗の気持ちになるとその方がベター。人間的にも、活着するまでの水やりなど、気を配らなくても良いので、お勧めです。
これで、サツマイモの苗作りの完成です♪
後は、畑に植えつけていくだけ♪株間は30cm。
植え付け後は、たっぷりと水をジョウロでかけてあげます。
こんな感じに、ろん農園ではシンプルかつ簡単に苗づくりをして、サツマイモを毎年育てています。温床を使っていない分、お店で売っている苗や周りの畑とは少し、植えるタイミングは遅くなるかもしれませんが、問題なく秋には収穫に至っています。
また、自分で苗を作ると苗がベストの状態で植え付けできるのもいい所です。
お店で売られている物だと、タイミングによっては、苗の状態がシナッとしてたりとマチマチですが、自分で作れれば、苗が『今、植えて欲しい』って、声に従って植えてあげることができます^^
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