北海道自転車(ママチャリ)1周旅~⑤増毛町→せたな町間~2011年夏の記録~

今回は、北海道自転車(ママチャリ)1週の旅の13日目からの話。この旅は苫小牧から反時計回りに自転車のみで海岸線を回り、テント泊しながら、北海道1周を目指している。昨日は増毛町の雄冬まで走り、野営場にテントを張って寝たのであった。その翌朝からの話である。

13日目。増毛町→小樽市。坂、坂、坂で疲れた。

2011年7月23日。この日は4時起床、4時50分出発。

今朝は、雄冬野営場を立つ前に、空き缶を5本ばかり拾った。思い付きだが、使わせてもらったお礼のような意味で、ごみ拾いをした。

走り出すと、しばらく坂とトンネルが続いた。しばらくというか、かなり長いこと続き、午前中はずっと坂とトンネルが続くゾーンだった><かなり疲れた!!

さらには、向かい風も吹いてきた。。。

そんな今日は、なんか少し苛立ち気味だった。疲れのせいか?天気も曇りで、写真もあまり撮らなかった。北海道の景色にも慣れてきたのか?感動は少し薄れてきている。旅自体にも慣れを感じてきてる。

ケツは痛いなりに走れるようにはなってきた。

なんとか、坂、山ゾーンを抜け石狩市に入った。ほっ。しかし、今日の前半の坂でだいぶと疲労したのだった。

昼飯を食堂で食べた。ジンギスカン定食、大盛830円。定食だけど、自分で焼くスタイルだった。1枚1枚焼いていると、店のおばちゃんが『いっぺんにバーっと焼くんやよ。』と、やってくれた。

ジンギスカンなかなか旨かった。

少し回復し、先を目指す。ここら辺は風がやたらと強かった。この時点ですでに、60~70㎞走ってた。今日はお風呂に入りたかったので、小樽市の温泉が隣接してる朝里川温泉のキャンプ場を目指す。

石狩市内のお土産屋さんだったかな?トイレ休憩に立ち寄った。トイレで小便器に向かった時、目の前にこんな言葉が目には入ってきたのだった。

今日の僕に、ズドンと響く言葉だった。

まさかトイレ休憩で、こんな素敵なお言葉いただくなんて、ビツクリでした。神様からのプレゼント!?

しかも、各小便器の前に、違う言葉がそれぞれ張られている。

この言葉もかなり好き。漠然と思っているだけではだめで、本気で真剣に願って、持てる力が十二分に発揮できる。創意工夫も生まれる。まさしくその通りだなと思った。

そして僕は、全小便器の前の張り紙をすべて写真におさめたのであった(笑)

これもいい言葉だな~。今日は、心身ともに下がり気味だったところ、かなりのいい薬となりました^^今日は、いい景色などの写真は撮れなかったけど、思わぬ大収穫(笑)これらの言葉はほんの一例で、全部で8枚くらい張られていた。

そして3時半くらいに、キャンプ場についた。朝里川キャンプ場。1050円。

ここのキャンプ場は、オートキャンプ場でファミリー向けっぽい感じ。受付の人がすごいいい人で親切にしてくれた。

受付の人が勧めてくれた近くのホテルのお風呂に入りに行く。露天風呂がかなりいい感じだった。前に山が見えて、とてもいい感じ。疲れもとれる。

戻ってきて、晩御飯にキャンプ場にある食堂へいった。かなり雰囲気のいいお店で、お洒落な所だった。まだ5時過ぎやったので、自分一人だけ。

カレーライス大盛を食べる。850円。

洗濯物が溜まってきてたので、近くにコインランドリーありませんかと聞くと、下の町まで下りないとないらしい。少し迷うが、明日コインランドリーがあるかないかもわからないので、少し遠いけど行くことにした。3キロくらい自転車を漕いでいく。洗濯機と乾燥機を利用して洗濯物を片付ける。帰りにコンビニで、おにぎりなど買い食いしテントへ帰る。

キャンプ場付近に戻ってくるときに、家族連れや大勢がワイワイやってるのを見て、なんかちょっと寂しい気もしたが自分は自分。7時半くらいに、この日は寝た。川の横だったので、川のせせらぎがとても心地よかった。

今日の独り言『坂があれば、楽な下りもある。

最悪ではなく、オーマイガー!!』

旅してた時の言葉で、少し意味不明なところもあるけど、たぶん『最悪』って言葉を使うんでなく、『オーマイガー!!』っていって、少しふざけて笑って前へ進めって、ことじゃないかと思う。たぶん。。。

今日の移動。増毛町雄冬→小樽市・・・走行距離100㎞

14日目。積丹半島、青い海。

7月24日。今日は5時過ぎに起きて、6時半出発。

9時間くらい寝たかな。今日も先へ進む。小樽の市街地を抜け、大きな町に。坂は多めだったが、昨日ほどではない。海沿いの国道5号線を走る。

今日は日曜日で天気も快晴。海辺では、海水浴に来てる人をたくさん見かけた。大きな町が近くにあるので、海に遊びにいく人も多いのだろう。それもそのはず、ここら辺の海はすごい綺麗だった。

小樽市から余市町へ、国道5号から国道229号に入り古平町へと進む。時間はお昼くらいになってきたので、道端で見つけた食堂に入り、少し高かったが奮発して刺身定食を食べる。1600円。旨かった。

ここからは、山ゾーンに入っていく。229号を進み、積丹岬に続く913号へ折れる。

この913号は熊出没注意の看板が出てて、少しビビりながら進んだ。まだまだ、坂は多い。

今日は、昨日と打って変わり、いい気分。朝、何も考えないで走ることを思いついた。考え出すと、やはりよくない傾向がある。余計なことは考えない。その方が心地よい。

いい気分やし、疲れもなく、1日いい気分で走れた。

積丹岬に着くと、ここは観光スポットになってるみたいで、たくさん人が来ていた。自転車を止めて、渚100選にもなっている島武意海岸へと歩を進める。

真っ暗な小さなトンネルを抜けていくと、透き通った青い海と断崖絶壁の島武意海岸が現れる。すんごい綺麗な青い海だった。

僕は青い海って、赤道に近い南の方の海でしか見られないものだと思っていたので、北の北海道の地でこんなにも青い綺麗な海が見れるんだと大感動したのであった(涙)

今日は雲も少なく、青い空に青い海で、とても気持ちいい日やった。1日でこんなにも気分が変われるものか、不思議なものだ。

積丹岬を越えて、先へと進むと坂はほとんどなかった。新しいとトンネルが沢山あって、アップダウンはそんなになく、坂が多いだろうと覚悟してただけに、ほっとしたのであった。助かった。

海沿いの229号をずっと走る。積丹半島の海は綺麗やった^^

昨日、今日とトンネルが多かった。これなんか、すんごい岩を削ってトンネル作ったみたい。

そんなこんなで、今日は神恵内村まで進み、竜神岬の前浜海水浴場にテントを張る。0円。

近くの大衆食堂でホッケ定食を食べる。量も多く美味しかった。いつものごとく大盛を頼む(笑)

近くのコンビニで明日の朝飯を買って戻り、夕日の写真を撮り、テントで床に就く。

今日の独り言『考えないこと。そうすると外から考えが入ってくる。

考えると、内の思考でグルグルなる。無心でいってみよう。

無心てすごい気持ちいい。ただ、何も考えずに走る。余計なことなど何も考えない。

考えてると、ああ坂だ。きつい。車だ、バイクだと他が気になる。考えてしまう。

けど、ただの風景と考える。無心で走ると非常に心地いい。余計なことは考えない。

心地よく走るには、疲れないように走る事。無理して頑張って走ると心まで消耗する。

いかにして心地よくやっていけるか。何よりやっぱり心地よさ。』調子がいい日は、独り言も増える(笑)

今日の移動。小樽市→神恵内村・・・走行距離130㎞

15日目。神恵内村→せたな町。最高記録140㎞。

7月25日。今日は4時起きで、神恵内の浜を5時に出発。

今日は、ずっと国道229号を走る。

多少のアップダウンを抜けて、岩内町に入る。岩内を越えると静かな海辺の道に入った。

昼から若干曇り気味だったが、朝はいい天気やった。昨日に引き続き海の綺麗なところやった。そんなこんな走っていると寿都町へと入った。時間は11時くらいになってきたところで、食堂を一軒発見したので、入ることにした。この先、店なさそうやし。

しかし、このお店が失敗でした><この旅、初のパターン。ジンギスカン定食を頼んだのだが、髪の毛入っとるし、店内地元の人のたまり場になっとるし、電気は暗いし、しかも値段は1200円と高かった。(値段は書いていない。)

気分をだいぶ悪くしたが、これも修行だと思い前へと走る。なんにせよ、走るしかないのである(笑)

今日のキャンプ地に目星をつけていた江ノ島海岸に1時半くらいについてしまう。気分もあれだし、ちょい疲れ気味だったが、まだ時間も早いので50㎞先のキャンプ地を目指すことにする。

アイスのモナカイチゴを食べて、気合を入れて走る。

なんとか4時半くらいには、目的地のせたな町にたどり着いた。思ったよりも早くに着いた。意外と坂が少なかったのもあるが、今日はかなりの距離を走った。140㎞くらい。

まず温泉に入りに行く。せたな温泉やすらぎ館270円。

すいてたのも良かったし、綺麗な湯やった。何しろ1日ぶりでカラダを洗いたかった。お風呂は気持ちいい。汚れもスッキリ落とした♪

セイコーマートでかつ丼とスシを買って食べ、三本杉海水浴場でテントを張り、

夕日の写真を撮った。

今日の気づき。ケツが痛いなりに、休まずに走れるようになってきた。自転車をそんなに飛ばさなくても、ず~と走っていれば、けっこう距離走れるみたいだ。

テントで寝ていると、外で『バンバンバン!!』と音がするので目を覚ます。もう朝かなと思い、何がバンバン鳴っているのか思ったら、花火の音。。。若者が花火をしていた。(夜の11時。)

ふと、空を見上げるとかなり綺麗な星空が見れた。北海道に来て、一番の星空だった。

満点の星空とまではいかないまでも、花火のおかげで綺麗な星が見れた。

この日もよく眠れた。20時~4時の8時間睡眠。

『今日の独り言』

  • それでも、僕らは前に進む。
  • 上等。坂や風きても、上等、上等、上等。
  • 何があっても、自分が引き起こしたこと。引き寄せてきた事として受け止める。
  • ハズレもあるので、しっかり選ぶこと。

今日の移動。神恵内村→せたな町・・・走行距離140㎞

最後にトイレで見た張り紙のおさらい『みんな悩み迷うもの。悩みはあって当たり前。それは生きてる証であり、常に反省してるからである。迷いがあるのも、たえずより良い道を真剣に追い求めている人なら当然であろう。悩みや迷いに負けてしまわず、何事にも思い切ってぶつかっていこう』

後から調べた所によると、これは松下幸之助さんの言葉であることが分かった。

迷いに負けず、思い切って突き進むぜぃ。

さすらいのお勉強野郎の北海道自転車(ママチャリ)1周旅は、もう少し続く。