干し芋の作り方~失敗少なく、蒸し器で簡単に作れる~
サツマイモが沢山収穫できた時は、干し芋に加工しています。干し芋の作り方は、至ってシンプルで、蒸して、皮むいて、スライスして、天日干しすればOK。ちょっとしたコツさえ押さえれば、失敗少なく結構簡単に作れちゃいます。
一自給農家の干し芋の作り方ですが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
簡単な干し芋の作り方
干し芋を作る時期
サツマイモの収穫は、当農園ではだいたい10月辺り。
だけど収穫してすぐは、甘みが乗っていないので、収穫してから一か月くらい追熟させて、甘くなってきた頃から干し芋づくりに入るようにしています。
ちなみに保存して追熟させる場合は、保管場所に注意。
サツマイモの保存適温は10~15度くらいなので、外気温が低くなってきたら、温かい室内などで保管しておきます。
失敗しないコツ
また1カ月ほど追熟させた頃には、気温も少し下がり始めるので、干している間にカビるリスクも少なくなるし、ちょうどいいようにも思います。
また、干し芋を作る時は、天気予報を良くチェックし、晴れ間が続いてよく乾きそうなタイミングを狙って、干し芋づくりに入ります。
失敗しないコツは、少し寒くなってから作るのと、晴れ間をしっかり狙う事。
そんな晴れの日の午前中に、干しも作りのスタートです。
蒸し器を使って、蒸す
サツマイモを水でよく洗って、痛んでいたり、端の萎んでいたりする所は切り取って、蒸し器にセットして蒸していきます。
ちなみに私の場合、綺麗なサツマイモは直売所などで販売したりしているので、見た目が悪く売れないサツマイモなどを主に干し芋に加工したりしています。
蒸すときは、皮のついたまま丸ごと蒸していきます。
3~40分かけてシッカリと蒸していきます。
竹串などを差して、中までシッカリ火が通っていたらOK。
蒸したサツマイモは、皮を向いて、縦にスライスしていきます。
厚さは、0.5~1㎝くらい。
薄く切れば早く乾くし、厚ければその分乾くのに時間もかかる。
天日干し
そしたら、あとは干し網に並べて、天日干しです。
よく日の当たる所で、しっかり乾かしていきます。
夜間は、夜露や、万が一雨などで濡れないように軒下に移動させてあげます。
5日後に試しに食べてみました。
うん、中々美味しいではないか。
干してる最中いつでも食べられるのも、干し芋のいい所です。
当たり前だけど、渋柿の干し柿のように渋もないし、サツマイモは蒸しただけでも美味しいんだから、干してすぐにでも食べられるし、ちょこちょこつまみ食いしながら、いろんな干し加減を楽しむのも自家製ならではのお楽しみとなります♪
もうしばらく干して、少しづつ食べながら、好みの固さになったら、取り込みジップロックなどに入れ、乾燥材などと一緒に保管していきます。これで、冬のおやつの自給自足です^^
紅あずまの干し芋
ちなみに、今回作った干し芋の品種は、紅あずま。ほんのり甘く、サツマイモの味がして素朴な味わい。
軽く炙って食べるのが、個人的には好みです。
紅あずまはねっとり系のサツマイモではないので、干し芋にすると硬め食感ですが、炙ってやると少し柔らかくなって美味しさが増します♪
なると金時の干し芋
今年は、なると金時も少し干し芋にしてみましたが、こちらはあんまり味がせず、甘くもなく今一つでした。干し芋にすると、完全に良さが消えてしまうようです。。。なると金時の干し芋をご飯に混ぜて炊いたりして、食べると普通に美味しいのだが、干し芋として食べると微妙~(苦笑)
種類によって、干し芋にした時の味や食感など全然違うので、いろんな品種を試してみるのも面白いかもしれません。
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