タイ・ラオス男一人放浪旅【24日目】アユタヤの遺跡、田園地帯を散策。
これは、2011年の1月から2月の30日間に及ぶタイ・ラオス放浪の旅の記録である。今回は、その旅の24日目のお話。
当時の年齢は29歳。もう10年近く前の話になりますが、スロウなアジアを求めて、ふらっと東南アジアを放浪していました。今回は、タイのアユタヤからスタート。自転車を借りて、アユタヤの遺跡を巡ったり、周辺の田園地帯を散策したり、気の向くままにあっちへふらり、こっちへふらり。
アユタヤを観光した後は、列車でバンコクへと向かい、ルンピニースタジアムでムエタイ観戦をした。
普通に観光地を回る旅だけでは、満足できない私がたどった一風変わった旅の記録です。あまり検索需要のない記事になるかもしれませんが、暇つぶしにでも読んでいただけたらこれ幸いです。
自転車を借りて、アユタヤの遺跡を巡る。
2011年2月4日(金)。旅の24日目。
朝7時前に起きて、荷物をまとめ、昨日オバちゃんにもらったバナナとパークセーで買った小さなミカンを食べた。そして、ゲストハウスを後にする。
まず最初に、自転車を借りようと思い、町の中心の方へと歩いて進む。
途中、道端の屋台でバミー(日本でいうラーメン)を食べた。このような移動式の屋台は、タイのどの町でも、よく見かけて、時々利用していた。ここのバミーも、中々美味かった。
なんとなく遺跡がある方へと進んでいくと、運よくレンタル自転車できる所を発見した。しかもかなり安い。50Bで借りれた。
今回は、普通のチャリでカゴ付きのママチャリだ。
ワット・ラーチャブラナ。
少し先の遺跡が気になったので、入ってみた。50B
ワット・ラーチャブラナ。ここの遺跡はかなりイカしていた。
写真を撮り、遺跡の神殿に登ると上から、中に入れた。
まさか中へ入れるとは思ってなかった。かなりいい感じだった。ここの遺跡は、ガイドブック見る限りでは、それほど魅力的には感じなかったので、特に狙ってはいなかったが、入ってみたらすごい良かった。
観光客も何組かいるだけで、観光しやすかった。
ここアユタヤにはこういった遺跡がたくさんあり、きてみてよかったなと思う。
ワット・プラ・マハータート
ワット・ラーチャブラナを見学した次は、少し戻り、木の中に仏様の顔がうずくまっている『ワット・プラ・マハータート』へ足をのばした。
ここの売店のお姉さんが、日本語で話しかけてくれて、ちょっと高めやったが1つ皮のブレスレットを買った。200B。すぐ隣のソウの置物のオッちゃんが、メチャしつこかった。こういうのに慣れてなかったので、1個だけ買った。200B
なんかここアユタヤでは、日本語を少しできる人が多いようだ。それに加えて、しつこく、強引に売りつけようとする人も多かった。。。
チャリをこぎ、次の遺跡を目指す。
道中、馬車を発見し、写真を撮らしてもらう。
タイ・ラオスを回っていて、馬車は初めてみた。これは、観光地ならではの乗り物なんだろうかな!?オッちゃんも、写真に撮られるのに慣れているのか、カメラを向けると顔が決まっていた(笑)
今度は、観光客を乗せている象を発見。
珍しかったので、写真を撮っていると、日本人かな?観光客のお姉さんピースサインしたり、手を降ってくれたりして応えてくれた(笑)
象乗り場も発見した。象の世話をする従業員さん。
ワット・ウォラチェータ・ラーム
アユタヤは、ほんとにたくさんの遺跡があったな。
ワット・ウォラチェータ・ラームで記念撮影。
旅は濃縮された人生のようで、様々なことを僕に教えてくれた。この旅のように、日本に帰ってからの人生でも自分の気持ちに正直に、全力出しきってやり切りたいなと思う。
ワット・ロカヤスタラーム
オレンジ色の袈裟をまとった白い寝釈迦仏が悠然と横たわっている『ワット・ロカヤスタラーム』。
ここでは、前に木彫り彫刻のお店があって、色々と彫刻物を買った。旅の終盤ってのもあって、お土産を選ぶ。
祖父が趣味で彫刻をやっていたので、爺ちゃん用に一個、自分ちでやってた道場用、自分のお土産用と3種類買った。シルクの織物も気に入って一つ買った。全部で合わせて2000B。これらは、それなりに価値があると感じたので、少し高かったが買った。ここの店のお姉さんは、とても感じのいい人だった。
寝釈迦様の前へ行って、お線香を買ってお参りしていると、一人のオバちゃんが『金箔を貼るのを教えてあげるよ』と近寄ってきた。親切だな~と思っていたら、超しつこい物売りのオバちゃんやった~><
あまり価値のなさげな小物を300~400B、『2つおまけ』と片言の日本語で、しつこく売ろうとしてきた。しょうがなしに、折れて一個だけ100Bで買ったが、買わなくてもよかったかもと後から思ったのだった。。。
アユタヤに来るまでのタイ・ラオスの旅では、まったくなかったパターンなんだけどな。アユタヤは、しつこい商売人が多かったというのが、正直な感想。
アユタヤ周辺の田園地帯へ。
次の遺跡へ行こうかなと思ったが、遺跡巡りも少し飽きてきた。橋を渡って、郊外の田園地帯の方を散策することにした。田園地帯目指して、チャリンコをこぎ進める。
大きな池での畔で休憩。自転車は、ごく普通の自転車でこんな感じ。
カゴ付きの自転車なので、ちょっとした荷物も入れられて便利。ちなみに先ほど、たくさん買い物をしたので、バックパックはパンパンだった(笑)
池を越えると、象をたくさん飼っている所があって、写真を撮ったりした。さらに先に進むと、川があり、橋を渡る。
橋の上から写真を撮っていると、ワニが1匹泳いでいるのを発見した。ビツクリ。
橋を越えて、田園地帯へ自転車をこいで進む。タイの田園地帯は、ぱっと見は日本とそんなに変わらないように見えるが、よく見ると、構造が少し違っていた。
タイの田んぼでは、日本みたいに、用水路、排水路と別れていない。そして、水路はまったくコンクリートで固められていないようだった。コンクリートで固められていないから、生き物もきっとたくさん住んでいるんだろうな。
水路から、田んぼへ汲み上げる機械も一風変わっていた。耕運機の動力を使って、ベルトを回して、汲み上げ機を動かしている感じでしょうか!?別の所でも、似たような形でくみ上げしてるをよく見かけた。
所変われば、やり方も変わるんだな~。しかし、ベルト長すぎん!?(笑)
タイの田園地帯は、なんか懐かしさを感じるような風景だった。特別これといった出来事はなかったけど、いい天気の中、田園地帯を自転車で走るのは、とても心地が良かった。
ある程度で引き返し、腹もだいぶ減ってきたので、ご飯食べれるところを探す。道中見つけた小さな食堂に入った。
焼き鳥、焼き鳥の串、ひき肉炒めとご飯とペプシコーラを頼んだ。50B
美味かった。タイの焼き鳥は美味い。
日本人村。
アユタヤの方へ戻り、川べりの道を進む。アユタヤ最後の目的地は、日本人村だった。
なんかアユタヤでは、日本語を少しできる人が多かったのもあって、日本人村ってのが気になって行きたくなった。先に自転車を返してから、トゥクトゥクで向かった。
日本人村は、想像してたものと少し違ったけど、当時の歴史の事とか色々と展示してあった。現在の綺麗な建物だった。
アユタヤは、昔、世界と貿易をして栄えていた町らしく、16世紀ころにおこなっていた朱印船貿易で携わった日本人たちの町があったらしい。日本が鎖国するまでは、さかんに交易してたんだとか。
前のお店で、シルクの財布とカバンを買う。ここの店員さんもちょっと、しつこめだった(苦笑)
列車で、アユタヤからバンコクへ。
トゥクトゥクのオッちゃんにアユタヤ駅まで連れて行ってもらい、少し近くを歩いて散策した。バナナの揚げたヤツと丸っこい揚げ物とココアで一服。少し休憩してから、駅へ向かい列車を待った。
日本じゃ考えられないけど、駅の構内で野良犬に、バイク(笑)
列車は3時30分発だったが、出発したのは3時55分だった。まあ、バンコクへ行けるなら、構わない。ところ変われば、常識も変わる。
列車では、近くにいた日本人のオッちゃんに『この列車バンコク行きですか?』と軽く話しかけてみた。やはり日本人がいると話しかけたくなるもんだ。
ルンピニースタジアムで、ムエタイ観戦。
バンコク、フアラムポーン駅には、午後5時30分くらいに着いた。
ガイドブックの地図を頼りに、歩いてルンピニースタジアムを目指す。本場ムエタイの試合観戦をする予定だ。
ちなみにルンピニースタジアムの試合は、火、金、土曜日に試合が行われるらしかった。ガイドブックで下調べしていたので、金曜の今日を狙ってバンコクに入ったのであった。
思ってたよりも遠くて、30分くらいかかった(誤算)。
スタジアムの近くまで行った辺りで、トゥクトゥクのオッちゃんに声をかけれた。僕は『もうそこまでだから、いらないよ』的なことを言うと、オッちゃんは『10Bでいいからどう?』と言われた(笑)。
僕は『じゃあ乗るよ~』と、すぐそこやったけど、乗せてもらった。
試合までまだ時間があったのでとりあえず、チケットだけ買っておいた。チケットは、せっかくなのでリングサイドの席にした。2000B。
先に、近くで今晩泊まる宿を探しておく。最寄りのゲストハウスは、空きがなかったので、現地の人に聞きながら、別の所を探した。程よい距離の所で宿は見つかった。450B。
部屋に荷物を置き、ルンピニースタジアムへと向かう。
今日は冷静に、ムエタイの試合を分析してみることにした。
ムエタイの試合は、1/3~1/2は首相撲の展開となっていた。蹴りが主体で、後ろ足重心なのでパンチはそんなに怖くない。蹴りもKOするような怖い蹴りでないなという感じがした。ただ、ムエタイでは肘もあるので、あれは要注意。
後感じたのは、前蹴りがかなり厄介そうだった。また蹴り足のキャッチやスウェーで避けるのが、独特というかすごい技術だなと感じた。
僕らには、僕らの良さがあるし、ムエタイにはムエタイの良さがあるんだろうなと思った。冷静にそこまで怖いもんでもないなと思った。
今日のルンピニーの試合が、どのレベルの人たちの試合かまではわからなかったけど、2~3試合見たら少し飽きてきた。同じような試合展開が多かった。毎週火、金、土と高頻度で大会が行われているから、いい試合が見たかったら、それなりに好カードを狙って見に行く必要があるのかもしれない。
初めてみるよく知らない人同士の試合より、ナコンで一緒に練習した子供たちが参戦した試合の方が正直、感動は大きかった。
メインを見終わって、帰りにムエタイグッズ屋を少し覗いてホテルに戻る。たまたま同じホテルで、日本人のお兄ちゃんにあい、少し話をしてから、部屋に戻る。午後11時55分
明日は、バンコク市内を散策する予定だ。そして、明後日は当時K1で大活躍していたブアカーオが所属するポープラムックジムを探す旅に出るのであった。ゴン格(格闘技雑誌)を切り取った一枚の記事を頼りに。
果たして、無事たどり着くことはできるのだろうか~。。。
さすらいのお勉強野郎のタイ・ラオス男一人放浪旅は、もう少し続く。
続きは、こちら⇒『タイ・ラオス男一人放浪旅【25~26日目】ポープラムックジムを探して。』
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