【DIY】ハーベスターのゴムクローラーを交換する

ハーベスターのゴムクローラーが、経年劣化で至る所ひび割れてきたので、DIYで新しい物に交換してみました。一素人の作業の様子ですが、少しでも何かの参考にしていただけたら幸いです。
ゴムクローラーのサイズを調べる
ハーベスターのゴムクローラーを交換するにあたって、まず調べたのが今使っているゴムクローラーのサイズ確認。
私が愛用しているハーベスターは、コンマミニMT-S30という機種。中古で購入した古い機種なので、説明書などはなく、ネット上でも調べられなかったので、現物を見てサイズ確認をしました。

ちなみに、現在のゴムクローラーの様子はこんな状態でした。ヒビが入りまくって、いつ切れてもおかしくないような状態。騙し騙し使っていましたが、流石に限界ですね、、、
ゴムクローラーのサイズを調べるポイントは、3か所あります。

①ゴムクローラーの幅

②芯金と芯金の間の距離・・・ピッチ(間隔)
③芯金の数・・・1周につき、何個付いているか確認します
サイズを計った所、幅160、ピッチ72、芯金数30

これらのサイズを元に、合う物を探してネットで注文しました。(ゴムクロタウンさんを利用)
まったく同じサイズの物はなかったので、一番近かった幅180、ピッチ72、芯金数30のゴムクローラーを発注。
幅が2㎝ほど広いですが、機械をみると干渉しなさそうだし、ピッチと芯金数が合っていれば、おそらく合うはずだと思い注文。念のため、お店にもハーベスターの型を伝えて、適合するか確認してもらいました。
ゴムクローラーの交換修理
ここからの作業は、危険も伴うので、気を付けて行ないます。何をやる時もそうですが、DIYは全てが自己責任。危険を予測し、無理せず、安全第一を考えて行います。
私は、最初一人で挑戦しましたが、かなり難しく、断念。最終的に2人体制で、なんとか交換する事ができました。機械にもよるとは思いますが、2人体制がお勧め。

それでは、ここからゴムクローラーの交換作業に入ります。
まずはジャッキアップして、車体を浮かしていきます。(ジャッキは、車用の物を使用)

機械が上がったら、適当な所に木材をかまして、ジャッキを外す。
前方、後方と各4か所角材をかます。

そしたら、クローラーの張りを調整するためのナットを緩めていきます。
緩めたはいいが、木材をかました位置が悪く、張りが緩まなかったので、木材の位置を奥にずらして調整。

張りを緩めたら、バールなどを使って、ゴムクローラーを外していく。
経年劣化したゴムが伸びていたせいもあって、意外と簡単に外れてくれました。

こんな感じに。

張りを調整するナットは、1個だけにしてギリギリまで緩めておきました。
最初は、全て外してたのだけど、一つ残しておかないと、タイヤをはめた後に張るのが難しくなるだろうと思い、1つは付けておくことにした。
そしてここから、一人で悪戦苦闘しながら、新品のゴムクローラーをはめていくのだが、中々きつくてゴムクローラーをはめる事ができずに、1日目は断念。無念。
もしかして、ゴムクローラーのサイズ間違っていたのか!?と、少し不安になる、、、
いや何か方法があるはずだ。ゴムクローラー交換のYouTube動画などを、見まくってやり方を勉強して、翌日に再度挑戦。

そして、翌日。2人体制で、再挑戦。
新しい策として、機械の動力を使ってゴムクローラーをはめていく作戦を決行。
まず、スプロケット側(歯車がついてる方)から順にはめ込んでいき、
スプロケットと反対側のゴムクローラーの端まで順に入れながら、端を引っかけていく。
そして一人がバールを使って、ゴムクローラーをこじ入れるよう圧をかけながら、ハーベスターのエンジンをかけて、走行クラッチを入れて、タイヤを駆動させる。イメージとしては、自転車のチェーンが外れた時に、ペダルを回しながら、チェーンをはめるようなイメージだ。
芯金を一列ずつはめていく感じで、2回に分けてはめ込んでいきます。
ただこれらの方法は、一つ間違うと大変危険を伴うので、細心の注意が必要だ。
この作戦が、大成功。動力を使わずに、バールを使って人力でやっていた時は、どうしても入らなかったゴムクローラーがいとも簡単に入ってくれました。感動、よっしゃー。

あんなにはめるのがきつかったゴムクローラーですが、入ってしまうと意外とゆるっとしています。このサイズでやっぱり合っていたんだと、安心したのでした。

あとは、張り調整のナットを締めていき、適当な張り具合にしたら完成です。
ゴムクローラーの真ん中あたりを押して、2㎝前後のたわみがあるように調整。
これで、ハーベスターのゴムクローラーの交換修理完了です。
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