ヨトウムシ~実際に夜、畑に行って駆除してみた~

2024年2月3日

2019年5月中旬。ヨトウムシの被害にあって、栽培していたスイスチャードが穴だらけになってしまいました。漢字で書くと、夜盗虫。夜間に食べにくる虫なので、夜に行けば捕殺できるかもしれない!?実際に夜、畑に行ってみました。

ヨトウムシの被害。

ヨトウムシの被害。

5月中旬頃、種採り用に残していたスイスチャード(ふだん草)の葉っぱが、何者かに食害されていました。いっぱい糞が残っているのだが、犯人の姿が全く見当たりません。。。

最初は、誰が食べているんだろう???でした。

そして、しばらく頭をひねって、出てきた答えが、ヨトウムシでした。

ヨトウムシとは、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウなどのヨトウガの幼虫をいいます。日中は土の中に隠れていて、夜になると出てきて、葉っぱを集団でムシャムシャと食べまくる幼虫君です。

夜を盗む虫と書いて、夜盗虫。なんか響きはカッコいいけど、無農薬栽培者にとっては、中々の厄介者。

夜に現れてくるなら、実際に畑に夜に行って、現行犯で捕獲してやればいいんじゃないだろうか!?

思いついたら、やってみよう。

夜の畑で、ヨトウムシを駆除。

完全に暗くなった夜の9時くらいに、畑にヘッドライトをつけて、見回ってみました。

悪ぃ奴はいないか~。

夜に葉っぱを食べるヨトウムシの姿。

いました!!

ヨトウムシが、葉っぱを集団でムシャムシャとむさぼる姿を始めてこの目で確認しました。恐ろしや恐ろしや。こりゃあ、葉っぱもなくなるわな、、、

百聞は一見に如かず。ほんとうに、夜間に葉っぱを食べまくっていました。

心を鬼にして、ヨトウムシを駆除していきます。使うのはテデトールを使います。手で取~る。

無農薬栽培の必殺技、薬を使わない無農薬栽培では、原始的に手で取って駆除するのが、基本的な技の一つです。少しキモいので、一応手袋はして駆除していきます。

シンプルだけど、確実に除去できる最強の方法です。

昼間に、株下の周辺を少し掘り起こして、ヨトウムシを見つけて駆除する方法も有効ですが、全部見つけ出すのは、難しい。しかしこの方法なら一目で、見つけられて駆除できるので、有効な手段です♪

他のヨトウムシ対策。

孵化したばかりの幼虫は、葉の裏にまとまっているので、その時に見つけて駆除してしまう。

もしくは葉の裏に卵を産み付けられた時点で見つけ、葉っぱごと切り取って駆除する。などもあります。できれば、被害が出る前に対処しておきたいものです。

けど、実際中々そこまで目が行き届かない事が多いように思います。。。

そんなこんなで気が付いたら、いつの間にか葉っぱが食われているけど、姿が見当たらない。そんな場合は、ヨトウムシのにやられている可能性が高いです。放っておくと、葉っぱがレース状になるまで、食いつくされることも。。。。

ヨトウムシに食害されたビーツ。

ヨトウムシに、レース状になるまで、葉っぱを食べられてしまったビーツ。

ヨトウムシは、食性が広く、大食漢。いろんな科の野菜がやられる可能性があります。

だいたいの昆虫は、決まった科の植物が好みだったりするのですが、ヨトウムシは色んな野菜を好き嫌いなく食べるんだとか。。。うちでは、ヒユ科のスイスチャード、ビーツなどが特にやられることが多かったです><

なるべく早めに、気づいてあげて、手遅れになる前に、対処して作物を救ってあげましょう^^